三和 導代 です。
2週間の旅が終わりました。旅を振り返り、一つハプニングがあったことを思い出しました。
カーボベルデのフォゴ島からプライアに戻る際、小さなプロペラ機に乗りました。この国は10の島から形成されていますので移動は小型機か船となります。たったの30分飛行ですので、水平になりますとあっという間に到着してしまう短いフライトです。
私はちょうど左側の真ん中の席に座って寝ていました。いきなりドンという音がすると同時に機体が揺れ、機内にいやな臭い、ざわめき。そう左のプロペラが止まったのです。
乗務員は急いで席に座りシートベルトをし、乗客はざわざわ。後ろの席では神様にずっと祈る人、前夫では涙を流している人とさまざまです。プロペラ機はそのまま飛び続け、まもなくプライアの空港に大きな音とともにバランスを崩しながら無事に到着しました。
消防車や救急車が待機していました。私はいつ死んでもよいように生きていますので、全く動揺はしませんでしたが、家族のことを思うと無事に生きて帰国できて本当に良かったと今では思っています。