三和 導代 です。
玉響4月号のテーマは私のアフリカ、そして竹内文書のアフリカです。
私は日本人に生まれて良かったと思っています。感謝あるのみです。仕事柄海外に出ることが多い中、世界中でどこの国が一番好きですかと良く聞かれます。すかさずアフリカと答えます。正確にはアフリカ大陸です。アフリカ大陸には54ヶ国の独立国が存在しています。それぞれのヨーロッパが国境線を決めた中で、多民族が国境とは関係なく生活している空間です。
「アフリカの水を飲んだものは必ず戻る」といわれていますが、なぜだか私にはよく理解できます。それは現在の日本社会が失ってしまった相互扶助のストレスのない時間とは無縁の世界がまだ存在しているのです。太古の日本の社会を彷彿される生活空間がまだ残っているのです。
でもご覚悟を。日本で慣れてしまったプライベートな空間は存在しません。誰かが見ていますよ。またご自身のものを一人占めはできません。でも困った時には放置されることは決してありません。煩いほどに真剣に心配してくれ助けてくれますから。アフリカでは決して上村さん事件のような悲しい事件は起こりません。