間桐桜たんの誕生日!なので、ネタバレ注意の考察してみた。 | 総見人のズレズレなるブログ

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総見人による斜め読みばかりな、ゲームへのひとり言。

 凛の誕生日でもブログネタしたので…。改めて桜も書き直すことにしました。賛否両論あるでしょうが、いちファンのたわごとだと思ってスルーオナシャス。

(/ω\)イヤン

 

 まず、ソレガシが考える桜の性格って…

 

メンタル耐久力がパネェ

ですね。あれだけの蟲に襲われてて、常人の感覚のように見せるって…。フツー、ないです。(苦笑)

(ノ∀`)アチャー

 

 それだけだと終わってしまうので続けると、これもゾーケンの思惑の範囲だと思うとその分!ゾーケンの悪行には弁解の余地ってないよなぁ…って思いマスね。彼自身の元々の願いが願いだけに。アイツは地獄に落ちて当然だと思うぞ。

( ゚д゚)ウム

 

 それはオイトイテ、桜は十代の女の子相応の知能しかない部分っていっぱいある。ゾーケンのプレッシャーをかけてくる内容にしても、その先の展開をゾーケンは計算しつつ圧力をかけていた訳ですからねぃ。この辺りは、個人の資質として凛と桜の違いとして出ているでしょう。

 

 これは何も、

 

凛がアタマ良くて桜は劣る

という事ではないんですよね。桜も十分に優秀だし、資質もあった。ゾーケンが嬉しい誤算とか言うのも、決して誇張じゃない。ただ、桜は凛に比べて

 

自分を客観視する力が不足していた

のは否めない。

 

 あれだけ閉鎖的で、耐え抜くしかない状況下だと、そうした判断力や想像力を働かせる余地が無くなる。だから、この点も桜のせいではないし、能力がないのははぐくむ機会がそもそも希薄だったから。それは、自己主張ができないか・しづらい環境下だった、ってことも関係してます。

 

 凛は途中まで両親が側にいたわけだから、判断力に磨きをかけられたはず。当主として、あらゆることに目を向け、瞬時に判断する。自己規制を早期に厳しく鍛えられたはずなので、あれだけ大人びているし、周囲を見る力もある。それは凛の資質もあったからですが、同時に

 

遠坂家当主として

image

周りを見て瞬時に判断・行動する力が要求されたから。これが、聖杯戦争において存分に発揮されたわけです。

 

 ちらっとだけ凛が桜に

 

辛かったのはあなただけじゃない

という反論めいたシーンがあるんですが…。これは遠坂家で凛が送っていた日々のことについて、示唆していると思いマス。凛も実家にいる苦労は、相応にしている。これはリアルでも見かけることですが

 

個人の苦労に対する比較はしても意味がない

という本質をついてます。残酷な言い方をすると、

 

人は自分の方が被害者だと思うモノ

だから。

 

 ラストシーンは、実は

 

壮大なる姉妹喧嘩

でもある。あのシーンで繰り広げられたものって、聖杯戦争がどうとかよりも

 

桜の他人にぶつけないでおいていた不満や怒り、不安や執着そのもの

だったと思う。だから凛は、そういう桜の自己矛盾を大人な部分では切り捨てつつも

 

妹に対する想いや愛

という自分の感情においては捨てられなかった。それが、最後の

 

このシーン

に現れていると思っています。凛にそうさせたのは、多分桜がああなってしまっていても、自分の想いの象徴であるリボンをつけ続けていたから、でしょうしね。この点はホント、泣いちゃいました。(苦笑)

( ノД`)シクシク…

 

 だからこそ、凛も士郎も、桜の本質が失われていない!と信じて体を張った。そして、桜も最後の最後でそれに応えた。これが、ソレガシの感じた

 

Fate Stay Nightの本質

じゃないかと。セイバー(アルトリア)も含め、心の葛藤と克服を描いたものである、と。その最後を飾るにふさわしい、桜のストーリーがここに完結した訳ですな。

( ´∀`)bグッ!

 

 で、後日譚で桜が屈託なく凛からの問いかけに

 

と答えられたのは、本当に桜の中で一連のことが消化できていたからでしょうね。これについては、あれだけの惨劇の犠牲者のことは?という事がよぎると思いマス。桜にしたって、そのことは決して忘れてないでしょう。士郎が肉体や魂を削ってまで…といったトコも含めて。

 

 ソレガシが見るに、桜はおそらく

 

後ろ向きに押しつぶされるより、本当に信じられる人の想いにまずは応えたい

という覚悟が備わったんだ、と感じましたね。それは餅ロン、正解ですが。

 

 ラストシーンの四人、というのもそれを示唆していると感じましたしね。いきなり背伸びして全部を背負い込むより、一つ一つ…という事に目を向けられるようになったんでしょう。これが桜の大きな成長であり、自分がなんであるか、の自己評価が現実と乖離しなくなった。ここが一番、桜を大事に思ういちファンとして嬉しかったトコです。

 

 このことは、現実世界の若い子(笑)たちにもアドバイスとして言えることです。ソレガシがリアルでも見かける、

 

私なんて…

という自己評価を低くする傾向。これは当人も、周囲も損する行為なのですからね。この理屈は簡単で、

 

実際の自分と、低くした分の差を誰がかすめ取るか

という事が起こるんです。この差をかっさらうのが、

 

自分の利益しか考えない連中

なので。損するのは仕方ないにしても、オイシイトコを持っていくのがよからぬ連中。それが分かっているので、歯がゆく感じますね。

 

 ちょっと脱線しましたが、桜の心の克服というところを現実のものとして参考にしてほしいかな…。特に、桜の様にリアルで周囲の状況に辛い思いをして、我慢をして、孤独を感じている人が一杯いるでしょうし。桜がハッピーエンドを迎えられた理由が

 

ありのままの自分を受け入れ、判断に迷いがなくなり、信じられる人を作れた

だと思うから。これは現実世界でも、必要不可欠なことですしねぃ。

いぢょー。