今回は非常に大切な事ですが
かるーーーく考えられてしまう事が多いアースについて。
アース繋がないだけで 焙煎機が壊れちゃう大切な話です!
必ず読んでくださいね
BESCAに限らず焙煎機の運用において、
アース接続の軽視は非常に多く見受けられる危険な落とし穴です。
アース付きの3ピンプラグ。
海外製品だから・・・でなく 日本の家電の電子レンジや洗濯機でもみますよね?
⬆こんなアース付きの三芯プラグ。
真ん中の丸い棒がアースですよ!![]()
「こいつのせいで コンセントに刺さらないじゃないか!折っちゃえ!!
」
なーーーんて本当にやっちゃう人もいるからコワイ💦
日本の環境ではコンセントの形状が合わず、緑色のアース線を浮かせたまま
「2芯変換プラグ」で済ませているケースが非常に多く見受けられます。
⬆こんなの。
ドキッとした貴方!![]()
このアース繋がないまま ピローンで済ませているアナタ!
今ならまだ間に合いますよ!
実はこれ、焙煎機にとって「いつ致命傷を負ってもおかしくない」とても危険な状態です。
焙煎機は単なる鉄の塊ではありません。
高電圧を発生させるプレミックスバーナーのイグナイター(点火装置)や、
ドラムの回転・排気ファンを緻密に制御するインバーターなど、デリケートな電子部品が密集しています。
アース(接地)は、これらを守る「命綱」なのです。
アース線を繋がないまま使用を続けると、深刻なトラブルを引き起こします。
🔥基板・インバーターの「突然死」
行き場を失ったノイズや漏れ電流が精密なコントロール部品を直撃します。
ある日突然パネルが真っ暗になり、高額な部品交換と、営業停止という最悪の事態を招きます。
🔥点火不良とコントロールの暴走
ノイズの干渉により、バーナーのスパークが飛ばず着火不良を起こしたり、
ファンの回転数が狂ったりします。
これでは安定したRoR(温度上昇率)の管理や、狙ったプロファイルの再現は不可能です。
⚡ 命に関わる感電事故
万が一内部で漏電が起きた場合、逃げ場のない電気は金属製の機体全体を覆います。
そこに触れたオペレーターに大電流が流れ、重大な労災事故に直結します。
アース接続は「オプション」ではなく「必須」です。
数千円の電気工事やアース線の接続を面倒がったために、
苦労して手に入れた相棒を壊しては元も子もありません。
アースを繋がずに焙煎機の調子が悪くなったのなら・・・
それは壊れたのではなく あなたが壊したと自覚して下さい。
安定した焙煎と安全な作業環境を守るため、今すぐアースが取れているか確認し
確実な接地処理を行ってください。
工事屋さんに頼まずにも出来る対策!
その1
家の壁に細い穴を開けても大丈夫な方でしたら
ホームセンターでもAmazonでもこんな棒が1000~1500円ほどで購入できます。
壁の反対側の地面に金属棒を刺して
緑のコードを室内に引き込み この線とコンセントプラグのアース線を繋ぎましょう!
(壁に穴をあけて奥さんに怒られても 私はしりません
)
その2
エアコンのコンセントをチェック。
エアコンのコンセントには この様なアースの差し込み口がついている事が多いです。
そこに適当な電線を引っ張ってきて差し込みましょう。
洗濯機のコンセントでも良いですよ![]()
え? 部屋の中にピローンとコードが伸びてかっこ悪い??
「そこまで面倒みられません
」
そんな事を言う人は お金出してプロに依頼して下さいね!
まぁ、壁の中をワイヤー這わせてエアコンのアースまで引っ張ってみるなど
色々方法はありますが これ出来る人なら
とっくにアースくらい引いているハズですね!
最後に。
アースはメーカーからも 確実に繋いで使う様に指示が出ています。
つまり。
アースを繋がないで使用しての故障は
保証対象外となります!!!
私もBESCA利用者さんから
「ちょっとここの調子が悪い」
なんて相談を受けて BESCAメカニックと打ち合わせを何度もして来ましたが
「アースは繋いでいるのか??」
と毎回聞かれます。
それほど大切な部分です。
繋いでない状態での故障は一切面倒見ないよ?
と言うメーカーの姿勢とも感じられますので 皆さんアースは軽く考えずに 必ず繋いで下さい。
〜 下記は実例に基づいた補足 〜
バーナーをオンにしてもスパークが起きなかったトラブル。
原因が「アース(接地)を引いていなかったこと」である可能性は非常に高いと言えます。
焙煎機のような精密な電子制御(赤いボックスの基板など)と、高電圧(スパーク点火)やモーターを同時に扱う機械において、
アースの欠如は基板の突然死を引き起こす典型的な原因の一つです。
その理由とメカニズムを簡単に解説。
もっと詳しくはプロに聞いてね!
アースがないことで故障を引き起こす3つの理由
1. 点火スパークのノイズ(高周波)の逃げ場がない
プレミックスバーナーは、点火時に数千〜1万ボルト近い高電圧のスパーク(火花)を飛ばします。
この時、非常に強い「ノイズ(電気的な乱れ)」が発生します。
通常、このノイズはアース線を伝って安全に地面(大地)へ逃がされますが、
アースがないとノイズが逃げ場を失い、赤いボックス内(プレミックスバーナー基盤)の精密な制御基板に逆流してしまいます。
これが繰り返されると、ある日突然、基板上のICチップなどが耐えきれずに破損(ショート)し、
「ランプすらつかない完全沈黙」状態に陥ることがあります。
2. 静電気の蓄積
焙煎機は、モーターによる回転(摩擦)や、コーヒー豆とドラム、
排気ダクトの空気摩擦などによって、大量の静電気が発生しやすい構造です。
アースが取れていないと、この静電気が機械本体や配線にどんどん蓄積されていきます。
その静電気が限界に達して基板へ放電(サージ電流)された瞬間、
基板の回路が焼き切れることがあります。
3. 電源からのサージ(異常電圧)の直撃
店舗の他の機器(大型冷蔵庫やエアコンなど)の
ON/OFF時に発生する急激な電圧の変動(サージ)が、
100V→200Vのトランスを経由して焙煎機に流れ込んだ場合、アースがないと基板がその衝撃をモロに受けてしまいます。
「1年間は正常に動いていた」→ アースがないからといって、すぐに壊れるわけではありません。
毎回の点火ノイズや静電気が「ダメージの蓄積」となり、
1年経ってついに基板の限界を超えてパンクした、と考えると非常に辻褄が合います。
「ヒューズは切れていなかった」→ 外部からの大きなショート電流ではなく、
ノイズや静電気による「ICチップの静かな破壊」であれば、
ヒューズが反応する前に基板内部が死んでしまうことがよくあります。
⬆
上記の様な事があるんだ、と考えて下さい。
「今使えているから大丈夫でしょ?」
という考えはスグに捨てて 必ずアースを繋いで下さいね!
アース繋いでいない状況で
「焙煎機の調子が悪いんです!!」
と電話してきても 私は知りませんよ!!![]()

























