少し前の話。
ある日、愛用していたミシンが壊れた。コンピューターミシンのような高価なものではないが、買い換えるにはまだちょっと早いなあ、と思って修理できないか調べてみた。
すると、こちら↓のミシン修理屋さんのブログと同じ状態だった。ふむふむ、釜ずれって症状があるのか。
https://www.repair-sewing.com/blog/st80-001/
問い合わせると、予想される作業と金額、梱包の仕方を教えてくれた。
自分で油が点せないミシンなので、この機会に掃除やメンテナンスもお願いできるならと、依頼することにした。
精密機械な上に大きさも重さもそれなりにあるので、梱包がなかなか大変だった。
下にたっぷりエアパッキンを敷き、段ボールの高さが足りない分は継ぎ足し、細かいプラスチックの部品が折れないように包んで固定し・・・
汗だくになって梱包を終えたところで日が暮れてしまい、発送は来週。と玄関の横にスタンバイさせておいた。
次の週、集荷依頼をしようとしたら、梱包した箱がない。
母に問うと「古本回収が来たから出したわよ」。そんなものは頼んでない。
正確に言うと、古本を寄付するために、その2週間位前に回収を依頼してはいた。
宅配便ではなく福祉事業所の人が直接来てくれる仕組みで、玄関の外に置いておき、対面せずに回収する方式。それは無事済んでいる。
一応事業所に問い合わせると、「その日は伺ってません。最近多い、廃品回収の業者ではないですか?」という答え。
呼び鈴を押してわざわざ「回収に来ました」なんてことあるかね・・・?
母に、回収に来た人はなんと名乗ったか、本当に古本と言ったのか?と聞いても、「えー?」「いやあー」を繰り返すばかり。突然訪ねて来た見ず知らずの人にモノを渡すなんて!とプリプリ怒ったが、今思い返しても酷い事件だった。
もしかして事業所から「やっぱり間違って訪問してました」と連絡が来るかもと、半年くらいミシンなし生活を送った。
そして結局、買い直した。
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