祈祷を行う際「太鼓」の音により、「邪気」を祓い鎮めます。

太鼓の音はとても力強く、人の心を震わせます。

震わせることで、“塊り”が解けます。

その「塊り」とは、「邪気」のことです。

「邪気」とは、人のその心にある“心配”“不安”“苦悩”“迷い”などの「負の感情」のことです。

いわゆる「心の浄化」を図るのです。

人の抱える「過去世因縁」「先祖因縁」は共に、その人の心の奥底に存在します。

因縁は、まるで暗雲のように、私たちの心に現れ、これからの行く道を迷わせるのです。

ですから、祈祷の前に、その暗雲を打ち祓うように太鼓を叩くのです。

まずは、その暗雲を祓い「心の浄化」を図ることで、これから執り行う神事がスムーズになり、祈祷の内容が、心の奥底に届きます。

すると、祈祷の神事でお願いする内容がスムーズに通りますので、願いが叶う・・・のです。

ですから「太鼓」は心を込めて打ちます。とても大事です。