自分の身は自分で守る
〜騙されないためには“知ること“が大事〜
⑴騙されないために〜「宗教」「信仰」「スピリチュアル」の違い
みなさまは、表題についてその違いを考えたことはありますか?
もしもこれらが、あなたの頭でごちゃごちゃになっているとするならば、いかがわしい団体や心無い個人に、きっと騙されてしまうでしょう。
これから説明する内容をご確認いただき、今後に備えていただきたくお願い申し上げます。
『宗教』キーワード
団体、集団・教祖・宗派・神・仏・現人神・教え(教義教理)・不幸・迷い・不安・心配・よりどころ・お金・他力本願・奇跡・布教活動(信者勧誘)・先祖供養・水子・お守り、護符・お清め・仏壇・墓・修行・古い・お金・寄付、献金・政治・選挙・読経・仏像(偶像)・聖書・教本・天国と地獄・悪魔(サタン)・排他的思想(他宗教や非信者を嫌い批判する)・強制と戒律(教えを守らねば不幸になる)・脱退・洗脳(マインドコントロール)・予言(地震、戦争、破壊、滅亡、死)・高価物品販売・入会金・差別・偉い人の講話や講演・集会・聖人・献金額により決められる地位(役職)
『信仰』キーワード
自力・意識・自立・孤独・信念・修行・気付き・自己内省・反省・自虐・供養・地味・歴史・歴史的建造物・地元の神社(産土神)・墓参り・仏壇・神棚・正月・盆・祭り・法要・葬儀葬式・積徳・善行・陰徳・功徳・道徳・無頓着・拒否・堅い考え方・頑固・柔軟性のない・無神論・唯物主義・強い出世欲・協調性に欠く・社会に不満がある
『スピリチュアル』キーワード
個人・少人数・リーダー・従属的・強い依存性・占い・鑑定・人生相談・他力本願・不幸・迷い・よりどころ・お金・金運・流行・開運・改名・印鑑・墓相・手相・人相・インターネット・テレビ・芸能人・ニューエイジ・新宗教・陰陽師・癒やし・前世・悪魔(魔)・守護霊・水子・先祖供養・仏壇・ハイヤーセルフ・天使・神社・聖地・神域・巡礼・口寄せ・イタコ・心霊スポット・幽霊・怪談・霊能者・心霊写真・パワースポット・天然石・ネックレスやブレスレット・幾何学模様・不思議・憑依、憑依霊・セラピー・コンサート・宇宙(高次元エネルギー)・宇宙人・火星人・UFO・アニメ(映画)・ゲーム・神様カード・タロットカード・ヨーガ・意識改革(自己改革)セミナー・不安・心配・滝行・参拝ツアー・ペット占い・
まずは自分が、以上のキーワードのどれに興味があるのかをチェックします。
気になるキーワードがたくさん含まれている項目が、あなたが影響を受けやすいところです。
“好き”や“興味”は、時として「弱点」になる場合も多々あります。
そして、何よりも“無頓着”なことや“自分は大丈夫”という思い込みが、危険の度合いを増すのです。
また、あなたは大丈夫でも「家族」が、危険な状態である場合があります。
日頃から家族と話し合い、情報を共有することが大事であるし、少しでも疑問に感じたことがあったら、打ち明けられるための「雰囲気作り」も、取り組むべきです。
どんな時も慌てず、冷静な目で見てください。
落ち着いて考えるためには、日頃の心構えが大事なのです。
強引な勧誘を受けて、断りきれないで、つい入信しちゃった・・・、と言う話もしばしば聞きます。
その結果、家族との諍いや揉め事が多くなり、一家離散するケースもあるのです。
「幸せになりたい」そんな一心ではじめたはずなのに、更に、不幸の度合いが増して、取り返しのつかない最悪な状態に陥るのです。
誤解しないでいただきたいのは、宗教は悪いけど信仰は良い・・と言うわけではありません。
宗教は危険だが、スピリチュアルは安全だ・・・と、言っているのでもありません。
「宗教」「信仰」「スピリチュアル」は、それぞれ別の要素を含んでいる「心の種別」であり、人の意識の違いによって分類されるのです。
⑵騙されないために「霊能力や神仏を信じる・信じない・・・ではない”人格(性格)が大きな問題“」
しかしその根っこにあるのはその人の「性格」であり、“精神状態”がどんな状況であるのか・・・ということでありますから、不可視の存在である『神仏』「霊」「魂」を信じるか信じないか・・・ではないのです。
ことさら神仏を信じていなかった人も、突然、これまで積み重ねてきた知識や常識を超えるような課題を目の前に突きつけられた時には、「何か目に見えない力のせいでこうなったのではないか」と、これまでに考えたこともないことを、不器用に思い、あれこれと考えを巡らすものです。
そんな時に限って、待ってましたとばかりに、宗教やスピリチュアルを勧める友人や知人に出会い、進められるがままにそれらを信じてしまい、結果、不利益を被る事態になるのです。
「宗教は嫌い」「信仰なんて古くさい」「スピリチュアルなんかくだらない」などと言いながら目を背けてきた生き方が、仇になる瞬間です。
「宗教」の歴史は大変古く、紀元前30年頃に派生したヒンドゥー教は約5000年前のもので、世界五大宗教では最も古く、仏教に至っては紀元前6世紀頃といわれます。
“人はなぜ生まれなぜ死んでいくのか” “病気や怪我を治したい” “死にたくない” “なぜ差別があるのか” 医学や科学の乏しかった古代に生きた人も、便利なものに溢れた時代に生きる現代人も、生涯のうちに抱える悩みに変わりはないようです。
「宗教」は、人間を超越した“知恵”や“生命力”を求める人の求めに応じて派生するもので、需要と供給の間柄でもあります。
目前の恐怖を除き、難問を解いて、心を支えてくれるための、重要なアイテムであったわけです。
ただ宗教は、価値観や世界観の相違により戦争にも発展し、歴史上たくさんの犠牲者が出ました。
宗教を巡って繰り広げられる争いや歪みもまた、今も昔も変わらない事実であります。
それでも「宗教」は、人類史上に“無くならない”ものであり、きっとこれからも滅びることはありません。
だからこそ、感情に捉われて振り回されない客観的な見方と、正しい知識が大事になるのです。
斯く言う私も、ひとりの宗教家として活動をしております。
日頃より、たくさんの皆様とお会いしております。
私とお会いしたい方は、事前に予約を取っていただいております。
一枠を1時間~2時間とし、まずは面談をします。
面談は一日に4組まで。
多い時には、5組〜6組になる場合もあります。
一日のうちに電話もかかってきますし、メールなどでもお問い合わせなどを受けております。(※メールをやりとりする形でのご相談事は承りません)
面談では、以下の項目を切り口とし、思い思いに語っていただきます。
現在、あなたは何に困っていて、どんな苦労を強いられているのですか?
それはいつからですか?
これから先、どんな風に生きたいですか?
ご相談者の語りの口調で、その方の“思考”を読み取ることができます。
目に見えないことを信じる方に多いのは「イメージ先行型」で、現実に向き合えない、現実が苦手な方です。
若しくは、問題が大きすぎたり、いく種類に及ぶたくさんの案件を抱えていて、なす術もなく、長期間悩んでおられるケースもあります。
いずれも心労困窮の感が拭えず、心身共に病んでいる深刻な状態です。
心が病みますと、もはや抱えている問題に正しく対処できません。
そして、こんな時こそ、出会った宗教やスピリチュアルの錬金術に縛られて、大金を貪られてしまうのです。
私は、己自身を戒めております。
過剰に徴収した金額には、必ず、重い“気”が伴うもので、過分なお金の徴収意欲は止まることを知らず、自分自身だけに関わらず、家族や親しいご神縁者にも災いが波及して、必ず、身を滅ぼすことになります。
⑶騙されないために「お金は人の血と汗と涙に塗れているもの」
“お金”は、自然界が産んで育んだものではありません。
山に自生しているものでもなければ、畑に実るものではありません。
お金は、人の手によって作られ、人の知恵と思考によって流通するものです。
神仏がくれるものでもなければ、天から降ってくるものでもありません。
お金は、現実の世界で働かなければ得られないものです。
情に厚い良識ある方は、コツコツと一生懸命働いて、お金を得るのです。
ありがたいことに、私のところにおいでになる方は、深い情を持った優しい方がほとんどです。
しかし“お金儲け”は、下手な方が多いです。
神仏を一途に信じ、情深く、施しを実践する方ほど、お金儲けには程遠いところにあります。
逆に欲深く、人の苦しみや心の痛みを理解しない輩ほど、お金儲けが上手です。
“詐欺”を働いて、お年寄りや人生経験の少ない若者などや、不幸な人を脅し騙して、お金を搾取したとしても、心がまったく痛まない者の手元に、大金が集まるのです。
今、まさに話題になっている旧統一教会に関する事件も、自分自身の保身と自己都合の利益しか考えない、信仰者とはまったく真逆の薄情な教団の教祖・幹部などの輩が、罪もない一般市民を、歴史ある「宗教」という心のよりどころを利用して詐欺を働き、根こそぎ取り尽くす金集めに暗躍し、これもまた自己の利益しか眼中にない政治家にまで取り入って、詐欺活動を正当化して人心を統一し、精神をがんじがらめにした上で、肉を食い尽くし、骨までもしゃぶる非道で外道の輩の限りをやり尽くすわけです。
私は「因縁は怖い」ということを知っています。
「因縁」とは「因果応報」のことです。
この世のすべての出来事には、必ずその「原因」があるのです。
苦悩や痛みより起こる「感情」は、激しい負の感情です。
悩み、悲しみ、悔しさ、憎しみなどの、人間の感情の中で最も強力な「恨み」の感情が生まれます。
宗教に盲信している一般の信者も、表面は穏やかそうに見えても、内面にはドロドロした闇が植え付けられます。
そして人の「恨み・怨み」が長期間に及ぶと「呪い」に変化します。
こう言った強い感情は、「因果応報」により、必ず当事者に返ってきます。
昔から「人を呪わば穴二つ」と申します。
こう言った強い負の感情は、次々に、他者の発した悪い感情の気(エネルギー)を呼び集めながら、雪だるま方式に大きくなり、広がっていきます。
ですから、自分で受けた恨みや負の感情の「悪い気」は、自分だけではなく、家族や親族、果ては地域や社会にまで、波及するのです。
そして何よりも怖いのは、恨みや憎しみなどの“呪(しゅ)”は、決して消えぬ強力な因縁となって、子々孫々へ「血筋」の中に受け継がれます。
そうなると、子供や孫、そのまた子に至るまで、家族の和が崩れ、人間関係も悪化を辿り、どんなに努力しても改善できない悪い人生に身を置き、どんなに努力しても改善できない、最悪の人生を送ることになり、失意の中に生きていかねばなりません。
私はその仕組みを理解しているからこそ、過剰で、過分なお金をいただくことに躊躇するわけです。
みなさまが、一生懸命働いて得たお金。
みなさまのご先祖様や、ご家族が心血注いで得た財産などの利益を、騙してまでいただくわけにはまいりません。
それは、みなさまに“申し訳ない”という思い以上に、自分の身と、家族を守るために、大事なことだからです。
もしも私が、旧統一教会のような非道な教えを施して大金を収集したり、宗教やスピリチュアルにありがちな、無駄な高額の墓を造設させたり、「先祖供養」「先祖因縁」「水子の祟り」を餌にして、無意味な護摩祈祷を行なったり、「家族が死ぬ」などと“脅し”をかけて高額な献金をさせる・・・、そんなことをすれば、「因果応報」の理に従って、必ず、私の人生に、災いが生じます。
私たち「宗教者」は、そう言った“人の心情感情”で発する因果応報の仕組み「因縁」を理解すべきです。
「因縁」を理解すると、絶対に悪いことはできません。
因縁の仕組みを知れば、人を騙して人心を狂わすことなどできるはずがありません。
宗教やスピリチュアルで、大金を取っている関係者は、『神仏』や「霊」を語る上で最も大事な「因縁」の仕組みをまったく知らない、“ズブの素人”が、キリスト教などの真似をしたり、宗教知識や話術を身につけ、自分の妄想空想を“霊能力”だと信じ込ませて、一般大衆を騙しているのです。
いわゆる「詐欺」にあたる行為を行なっており、それによって嘆き苦しんでいる本人やその家族の悲痛な声や姿を、非道にも無視するのです。
まさに、その仕打ちは「宗教者」とは程遠く、「お金の亡者」と言わざるを得ません。
だからこそ、宗教者の「人格」が、宗教の教え以上に大事なことなのです。
⑷騙されないために「情報を適切に得ること」
実は、私がこんなふうに因縁の怖さを理解するようになったのは、「ご神縁者」のおかげでもあります。
どういうことかと申しますと、ご予約をとっていただいた限られた時間内ではありますが、みなさまからお悩みをお話いただく中に登場する「自称霊能者」や「心無い占い師」、「無謀な宗教団体」などの被害により、苦しんでおられる事実を見聞する中で「因縁とは怖いものだな・・・」との感想を持ったからです。
そんな事実は、テレビでも新聞でも知ることができません。
騙す側も、騙される側も、取り返しのつかない“悪因縁”に、苦悩を重ねなければなりません。
この場合、自称霊能者が加害者になり、ご相談者が被害者になるのですが、しかし改めて考えると、なぜご相談者は自称霊能者や悪い宗教に引っかかったのだろう。
やはりそこには、“出会わなければならない”因果があったから・・・なのです。
その“巡り合わせは”、なかなか回避することが難しい“縁”でありまして「悪縁」という因縁であります。
その悪縁に結びつく、予測することが難しい「悪因縁」を、いかに解くかが大事であり、「宗教者」「霊能者」の最も重要な仕事なのです。
もちろん、悪い人ばかりではありません。
良識のあるスピリチュアル系の人もいらっしゃるでしょうし、良い性格の霊能者もおられると思います。
しかし、比率で申し上げれば、残念ながら信頼のおける人格者は、この世界には極端に少ないと思います。
と、申しますか、人を騙してお金を稼ぐ人の数が、あまりにも多いために、良識者と出会う確率が極端に低くなるのだと考えます。
このテーマは、もっともっと深掘りしてお話ししたいところなのですが、これくらいにして、次回に譲りたいと思います。
みなさまが「騙されないために」・・・。
みなさまのご無事を、心より祈っております。