祝詞「大倭神道(やまとしんとう)鎮魂歌(たましずめのうた)」

 

この祝詞は“鎮静”することを願う祝詞です。

「アチメ オオオオ・・・」

 

アチメの”ア”=あ・阿・〇 五十音の最初の文字で“母音”の最初でもあり、一切の物事の元であり、始まりを表します。

アー・・・と、声に出すことで「開ける」意味を持つ言霊になります。

”チ”=知 知る・・・という意味です。

“メ”=目 

故に「アチメ」とは、物事の始まりを知る目「阿知目」(知性・霊性と霊感の開眼を意味する)を得る為の祝詞と言えます。


よって、阿知目の言霊で、祈りの力が増強し、声の届く狭い範囲のみならず、世界中にも、霊的な世界までも轟き伝う、超神的な祈りの力を得ることができるのです。

 

オオオオ は、母音の最後の文字ですが、声にだすと「鎮める」意味の言霊になります。

 

よって「鎮魂歌」は、荒ぶる氣を鎮めて穏やかに平たくさせる効果もあります。

そして、未だに安らげず苦しみの淵にある“亡者”の“邪気”を祓い、苦しみと怒りを鎮め、心の安泰を祈願することもできます。

 

8月15日は「終戦記念日」です。

日本でも世界でも、数多くの方が、戦争によって犠牲になりました。

亡くなった本人も無念であったでしょうが、遺された遺族の苦しみも、いかばかりであったでしょうか・・・。

現代においても、国家間の争いは、止むことがありません。

相変わらず、母国の利益ばかりを優先し、争いも辞さぬ構えです。

いつ戦争が勃発しても不思議ではない状況が、続いています。

こんなことでは、「お国のため・・・」と、自ら命を落とした、たくさんの御霊が、浮かばれません。

その、先人の苦悩に報いるためには、みなが一斉に、「世界の平和」を祈念せねばなりません。

 

特に、日本人の役割は、殊更です。

「神国日本」

「神代の息吹あふるる大倭の国」

「八百万の神々が息づく国」

これが、我が国「日本」でありますから、日本国民の責務を持って、世界の平和を祈らねばなりません。

 

「感謝と祈り」

 

これこそが、日本国民の責務であります。

 

ですから、ぜひみなさまも「鎮魂歌」を、奏上なさってください。

 

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 


 

 

大倭(やまと)神道(しんとう)鎮魂歌(たましづめのうた)

アチメ オオオオ オオオオ オオオオ

 天地(あまつち)()ラカスハサ()ユラカス(かみ)ワカモ(かみ)コソハ キネキコウ()ラナラハ

アチメ オオオオ オオオオ オオオオ

 (あの)大御神(おおみかみ)()(やしろ)ノ 太刀(たち)モガト (ねが)()()ニ ()(たてまつ) 

アチメ オオオ オオオ オオオ

 (くだ)リマス (あま)(てらす)()(こころ)(ぬしの)(みこと)和魂(にぎみたま)(さち)()シキモ(あら)(みたま)(りん)()ガナリ(なら)スナヤ

アチメ オオオ オオオ オオオ

(のぼ)リマス 氣産満(けふむみつる)神稜威栄(いづさかき)天照(あまてらす)向津媛(むかつひめの)(みこと)御魂(みたま)()(もと)(かな)(ほこ)(すえ)()(ほこ)

アチメ オオオ オオオ オオオ

 阿蘇(あその)霊峰(みやま) アリタテルチカサヲ(いま)(さか)エデハ何時(いつ)(さか)へム

アチメ オオオ オオオ オオオ

()倭山(わやま) 天美倭媛(あまのみわひめ)(みこと)静倉(しずくら)(しずく)(たら)セヤ(あや)()(かへ)ラム

アチメ オオオ オオオ オオオ

 (わき)()()穴師(あなし)(やま)(やま)(やま)モト(ひと)()ルカニ()(やま)縵為(かづら)セヨ

アチメ オオオ オオオ オオオ

 魂筥(たまはこ) 木綿(きゆ)()リシデワ(たま)チトラセヨ()(たま)()(たま)()リマシシ(かみ)ハ (いま)()マセル

アチメオオオ オオオ オオオ

 御魂(みたま)ミニ ()マシシ(かみ)(いま)()マセル(たま)(はこ)()チテ()リクルシ御魂(みたま) (たま)(かへ)シスナヤ