アイドル振付師のススメ
こんな質問を頂きまきた。
どうしたら振り付け師になれますか？
やっぱダンス経験とかが元々あってからの振り付け師ですか？
竹中しゃんの考えるダンスに惚れて振り付け師を目指したいです！
どうしても知りたいんで教えてくれませんか？
ちなみに高校生なう(･∀･)
やだっもうっっ・°・(ノД｀)・°・
若者にこんなことゆわれたら、
竹中さん泣いちゃうっ・°・(ノД｀)・°・
インタビューなどではちょくちょく答えてる事も
あるかと思いますが
私の振付師になった経緯をお答えしちゃいます。
参考になるかはさっぱり分からんけども。
ダンス経験はそうですね、
振付師になりたいのなら
さすがに多少ないとまずいかもしれない。
私の場合は５歳から地元のバレエ教室で18歳まで
モダンバレエを習っておりました。
高校２年生の時に、バトン部のお手伝いで
大会に出たのがきっかけで
チアダンスというジャンルに出会いました。
ただ、別に踊るのがものすんごい好きなわけでも
めちゃくちゃ上手になりたい！！という欲求も
そんなにありませんでした。
ダンスに関わるならともかく振付け、指導、演出が
昔っから好きだった。
小学生の時はかかってる音楽に合わせてひたすら即興で踊って
中学生の時は年下の親戚集めて竹中発表会を行い
中学の演劇部を乗っ取ってダンス部化させて
後輩20人を巻き込んで
ダンスユニット１軍２軍に分けて２軍の子達を刺激したり
シャッフルユニットとか勝手に作ったり。
で、
その時にやってたダンスが当時習ってたモダンバレエかというと
そういうわけでもなかった気がする。
だからダンス経験はめちゃくちゃないといけない訳では
ないと思う。
でもやっぱり振りを教える時に自分がある程度ちゃんと形に
なっていないと伝わらないし、
色々なジャンルを知ってたり経験がある方が
振付けのバリエーションは絶対増える。
アイドルの場合、私がやっておいて損はないと思う
おすすめのジャンルは、チアダンスです。
ぱすぽはよく、チアダンスっぽいと言われる事が多いのですけれども
それは楽曲がそういう方向性だから
という部分はあって。
チアダンスは
ジャズやHIPHOPなどの色んなジャンルが含まれてて
観ている人たちと一緒に楽しもう
盛り上がろう、という精神があるから
アイドルのダンスに必要な部分と似ていると
個人的には思っているのです。
それが例えチアっぽくないしっとり系のものだとしても
（プレディアとかね）
根底に流れてる部分は遠くないんじゃないかと。
あとはまぁ
バレエが基礎に入ってれば、そりゃぁ助かる部分は
あると思うけども
大事なのは興味とアイディアだと思うのです。
ちなみに私はリズム感が特別良いわけでもないし
記憶力も悪いです。
自分の振付けもすぐ忘れるんだから
人の作った振付けなんてそんな覚えられるはずがない。
だからアシスタントだけは避けようと
最初から決めてました。
普通、振付師になるには
誰か有名な振付師の方のダンススタジオに所属して
アシスタントになって
そこから段々振付師に昇格する
というのが一番オーソドックスなんだろうけど
（それでもなれる保証はないけど）
私は自分の弱点をよく理解してたので
私がアシスタントになったんじゃぁ
私も、私にアシストされる先生も不幸になる
と思って
どんなに小さいものでもいいから
自分がメインで自由にやれる場所を探そう
と決めてました。
でも振付師には資格とか試験はないのです。
だから余計に難しい。
こりゃもう知り合いのツテとか
横のつながりとか
そういうもの探さないといけないんだな
という事は分かっていたけど
アシスタントを経験してるわけでもないから
そんなコネもない。
で、
どうしよう～ どうしよう～
と考えた結果
とりあえずダメ元で色んな所に飛び込みで応募してみる
という結論に至り
もちろん、アイドルの振付師を募集してるところなんて
ないのだけれども
アイドルを募集してるところは沢山あるから
その応募欄に無理矢理プロフィール送って
レッスンからだけでもいいのでやらせて下さい
ってアピールしまきた。
で、唯一（って言っても２つ目だけど）
反応してくれたのが
ぱすぽ（仮）です。
まだ☆マーク付いてなかった、ぱすぽ。
まだ正式にメンバーが決まってなかった、ぱすぽ。
そこからは
私はともかくぱすぽが可愛くて可愛くて
ダンスレッスンも暇さえあればやっていて
（かわいいから）
ライブも最初は半分趣味のように観に行ってて
（かわいいからね）
観れば観るほど、こうしたい、あぁしたい
って所が増えて
気付いたら、
アイドル戦国時代と呼ばれるものが始まっていた。
運が良かったんだと思う。
ご縁も、あったんだと思う。
でも、運や縁なんていつあるか分からないから
チャンスがいつ来ても掴めるように
自分の好きな事ややりたい事は
はっきり明確にしておいた方が、絶対にいいよ。
ちなみに、
『少女飛行』と『ウハエ!!』
の振付けに関して言うと
少女飛行は、前にも言ったけど
「空へ交わるあのライン」
の部分の振りが好きです。
最初、少女飛行の仮タイトルって「Sky Line」で。
インパクトはないかもしれないけど。
スカイラインって、地平線だから
「いぇーいいぇー」
の部分で左右に移動するのは
地平線を渡る飛行機のようなイメージなのです。
だから曲全体の中でも
「空へ～」の部分はこの曲のキーポイントになってるんだな
と思います。
あと「何度でも～」で一番前のもりさこが
向かい合ってむたくた笑顔で顔ぐっと近づける所も
すぐに想像がついて。
あの子達なら絶対やってくれるだろうと。
で、
あいちゃんが最初センターのピラミッドの隊形から
広がってV字になって
みおちゃんがセンターになる時と
杏奈がセンターになる時があるわけですが
「大人になんてなれなくて」
と
「妥協だけはしたくなくて」
は途中から同じ動きをするけど
みおちゃんセンターの時は顔を上に上げて
杏奈センターの時は顔を下に下げるのです。
あれは、それぞれセンターの子がどっち向いた方が
横顔が綺麗か、キャラに合っているか
で、変えました。
だから、あの～、間違えないでね？（特に杏奈さん）
まぁ、私は間違えたけどね。（下北FM）
記憶力ないって言ったでしょあはは。
ウハエは、最初、少女飛行が好きすぎて
全然聞いていませんでした。
で、自分の振りが付いてから俄然好きになりました。
（はい出ました）
夏空ダッシュとかもそう。
幸せな人間だぜ。
あれを全力で踊ってるぱすぽを観ると
グッときます。
お披露目前のレッスン中、
ウハエは化ける曲だと思ったけど
この発売イベントの最中に、完全に化けたと思います。
でかした。
サビの「三回願ったら」「三回唱えたら」
で
指で△に描くのは
「３」をモチーフにした動きにしたくて
でも「３」や「三」と書いたり
指で３つ数えるよりのは直接的すぎて
「ウハエ」は魔法の呪文だから、
もっと抽象的にしたくて
△にしました。
あと個人的には
「好きになるほど～」
でうつむいて眉間に指トントン、てしながら
歩くところも気に入ってます。
ふるはたにんざぶろうみたいでそ(・∀・)
あと
「大好きなアイスもガマン、マン」
はもちろんアイスクリームは主食（嘘）の
いわむらをすぐ連想するわけですが
いわむらが実際、作家の
ペンネとアラビアータさま？（イケメソ）に
「んもう～、あれ、私信ですか？」
と聞いたら
「私信て、なに？」
とぽかんとされたそうです。
いわむら、どんまい。
そんな、いわむらの私信問題だけが唯一残念な結果に終わった
ぱすぽのデビュー曲、
本当にこういった形で世にお披露目されて
幸せです。
ありがとうございます。
あとはどれだけ多くの人に
「ぱすぽってなんぞ」
と引っかかってもらえるかですね。
“今こそがチャンス 風は吹くの”
“「諦め」より 信じる気持ちが翼になる”
“誰にも似てない 色で染めてゆこう”
“きっと足りないものを 数えて嘆くより
たった１人の 「私」をもっと伸ばせるから”
“分かってるフリできなくて 妥協だけはしたくなくて
飛べるはず”
染みる…っ
少女飛行、染みる…っ
アイドルの振付師、楽しいですよ。
本当に好きなら楽しいです。
アイディアやひらめきは
好きな事なら必ずたくさん出てくると思うから。
それからあとはもう、愛情を注ぐ。
正当な振付師のやり方ではないかもしれないけど。
アイドルの振付けって、
私は、
どうしたらこの子達が可愛く見えるだろう、
どうやったらこの子達のキャラを掴んでもらえるだろう、
とか
そんな事ばっかり考えながら作ってるから
教え子が可愛ければ可愛いほど
そういう気持ちが強くなるわけですよ。
そうすると自ずと振付けはできてくる。
だから愛情はたくさん注ぐ。
盲目にはなったらだめだけど。
もちろん強制的に注いでるわけではないので
あの子達の愛されスキルが高かったのが前提です。
そういう意味でも私は運が良かったみたいですね。
そんな感じかなぁ。
ほら見てよ
これがね
私が今愛情を注いでる１人ですよ。
↓
私信が勘違いだと判明した残念ないわむらなつみさん（もうすぐハタチ）
どうしたら振り付け師になれますか？
やっぱダンス経験とかが元々あってからの振り付け師ですか？
竹中しゃんの考えるダンスに惚れて振り付け師を目指したいです！
どうしても知りたいんで教えてくれませんか？
ちなみに高校生なう(･∀･)
やだっもうっっ・°・(ノД｀)・°・
若者にこんなことゆわれたら、
竹中さん泣いちゃうっ・°・(ノД｀)・°・
インタビューなどではちょくちょく答えてる事も
あるかと思いますが
私の振付師になった経緯をお答えしちゃいます。
参考になるかはさっぱり分からんけども。
ダンス経験はそうですね、
振付師になりたいのなら
さすがに多少ないとまずいかもしれない。
私の場合は５歳から地元のバレエ教室で18歳まで
モダンバレエを習っておりました。
高校２年生の時に、バトン部のお手伝いで
大会に出たのがきっかけで
チアダンスというジャンルに出会いました。
ただ、別に踊るのがものすんごい好きなわけでも
めちゃくちゃ上手になりたい！！という欲求も
そんなにありませんでした。
ダンスに関わるならともかく振付け、指導、演出が
昔っから好きだった。
小学生の時はかかってる音楽に合わせてひたすら即興で踊って
中学生の時は年下の親戚集めて竹中発表会を行い
中学の演劇部を乗っ取ってダンス部化させて
後輩20人を巻き込んで
ダンスユニット１軍２軍に分けて２軍の子達を刺激したり
シャッフルユニットとか勝手に作ったり。
で、
その時にやってたダンスが当時習ってたモダンバレエかというと
そういうわけでもなかった気がする。
だからダンス経験はめちゃくちゃないといけない訳では
ないと思う。
でもやっぱり振りを教える時に自分がある程度ちゃんと形に
なっていないと伝わらないし、
色々なジャンルを知ってたり経験がある方が
振付けのバリエーションは絶対増える。
アイドルの場合、私がやっておいて損はないと思う
おすすめのジャンルは、チアダンスです。
ぱすぽはよく、チアダンスっぽいと言われる事が多いのですけれども
それは楽曲がそういう方向性だから
という部分はあって。
チアダンスは
ジャズやHIPHOPなどの色んなジャンルが含まれてて
観ている人たちと一緒に楽しもう
盛り上がろう、という精神があるから
アイドルのダンスに必要な部分と似ていると
個人的には思っているのです。
それが例えチアっぽくないしっとり系のものだとしても
（プレディアとかね）
根底に流れてる部分は遠くないんじゃないかと。
あとはまぁ
バレエが基礎に入ってれば、そりゃぁ助かる部分は
あると思うけども
大事なのは興味とアイディアだと思うのです。
ちなみに私はリズム感が特別良いわけでもないし
記憶力も悪いです。
自分の振付けもすぐ忘れるんだから
人の作った振付けなんてそんな覚えられるはずがない。
だからアシスタントだけは避けようと
最初から決めてました。
普通、振付師になるには
誰か有名な振付師の方のダンススタジオに所属して
アシスタントになって
そこから段々振付師に昇格する
というのが一番オーソドックスなんだろうけど
（それでもなれる保証はないけど）
私は自分の弱点をよく理解してたので
私がアシスタントになったんじゃぁ
私も、私にアシストされる先生も不幸になる
と思って
どんなに小さいものでもいいから
自分がメインで自由にやれる場所を探そう
と決めてました。
でも振付師には資格とか試験はないのです。
だから余計に難しい。
こりゃもう知り合いのツテとか
横のつながりとか
そういうもの探さないといけないんだな
という事は分かっていたけど
アシスタントを経験してるわけでもないから
そんなコネもない。
で、
どうしよう～ どうしよう～
と考えた結果
とりあえずダメ元で色んな所に飛び込みで応募してみる
という結論に至り
もちろん、アイドルの振付師を募集してるところなんて
ないのだけれども
アイドルを募集してるところは沢山あるから
その応募欄に無理矢理プロフィール送って
レッスンからだけでもいいのでやらせて下さい
ってアピールしまきた。
で、唯一（って言っても２つ目だけど）
反応してくれたのが
ぱすぽ（仮）です。
まだ☆マーク付いてなかった、ぱすぽ。
まだ正式にメンバーが決まってなかった、ぱすぽ。
そこからは
私はともかくぱすぽが可愛くて可愛くて
ダンスレッスンも暇さえあればやっていて
（かわいいから）
ライブも最初は半分趣味のように観に行ってて
（かわいいからね）
観れば観るほど、こうしたい、あぁしたい
って所が増えて
気付いたら、
アイドル戦国時代と呼ばれるものが始まっていた。
運が良かったんだと思う。
ご縁も、あったんだと思う。
でも、運や縁なんていつあるか分からないから
チャンスがいつ来ても掴めるように
自分の好きな事ややりたい事は
はっきり明確にしておいた方が、絶対にいいよ。
ちなみに、
『少女飛行』と『ウハエ!!』
の振付けに関して言うと
少女飛行は、前にも言ったけど
「空へ交わるあのライン」
の部分の振りが好きです。
最初、少女飛行の仮タイトルって「Sky Line」で。
インパクトはないかもしれないけど。
スカイラインって、地平線だから
「いぇーいいぇー」
の部分で左右に移動するのは
地平線を渡る飛行機のようなイメージなのです。
だから曲全体の中でも
「空へ～」の部分はこの曲のキーポイントになってるんだな
と思います。
あと「何度でも～」で一番前のもりさこが
向かい合ってむたくた笑顔で顔ぐっと近づける所も
すぐに想像がついて。
あの子達なら絶対やってくれるだろうと。
で、
あいちゃんが最初センターのピラミッドの隊形から
広がってV字になって
みおちゃんがセンターになる時と
杏奈がセンターになる時があるわけですが
「大人になんてなれなくて」
と
「妥協だけはしたくなくて」
は途中から同じ動きをするけど
みおちゃんセンターの時は顔を上に上げて
杏奈センターの時は顔を下に下げるのです。
あれは、それぞれセンターの子がどっち向いた方が
横顔が綺麗か、キャラに合っているか
で、変えました。
だから、あの～、間違えないでね？（特に杏奈さん）
まぁ、私は間違えたけどね。（下北FM）
記憶力ないって言ったでしょあはは。
ウハエは、最初、少女飛行が好きすぎて
全然聞いていませんでした。
で、自分の振りが付いてから俄然好きになりました。
（はい出ました）
夏空ダッシュとかもそう。
幸せな人間だぜ。
あれを全力で踊ってるぱすぽを観ると
グッときます。
お披露目前のレッスン中、
ウハエは化ける曲だと思ったけど
この発売イベントの最中に、完全に化けたと思います。
でかした。
サビの「三回願ったら」「三回唱えたら」
で
指で△に描くのは
「３」をモチーフにした動きにしたくて
でも「３」や「三」と書いたり
指で３つ数えるよりのは直接的すぎて
「ウハエ」は魔法の呪文だから、
もっと抽象的にしたくて
△にしました。
あと個人的には
「好きになるほど～」
でうつむいて眉間に指トントン、てしながら
歩くところも気に入ってます。
ふるはたにんざぶろうみたいでそ(・∀・)
あと
「大好きなアイスもガマン、マン」
はもちろんアイスクリームは主食（嘘）の
いわむらをすぐ連想するわけですが
いわむらが実際、作家の
ペンネとアラビアータさま？（イケメソ）に
「んもう～、あれ、私信ですか？」
と聞いたら
「私信て、なに？」
とぽかんとされたそうです。
いわむら、どんまい。
そんな、いわむらの私信問題だけが唯一残念な結果に終わった
ぱすぽのデビュー曲、
本当にこういった形で世にお披露目されて
幸せです。
ありがとうございます。
あとはどれだけ多くの人に
「ぱすぽってなんぞ」
と引っかかってもらえるかですね。
“今こそがチャンス 風は吹くの”
“「諦め」より 信じる気持ちが翼になる”
“誰にも似てない 色で染めてゆこう”
“きっと足りないものを 数えて嘆くより
たった１人の 「私」をもっと伸ばせるから”
“分かってるフリできなくて 妥協だけはしたくなくて
飛べるはず”
染みる…っ
少女飛行、染みる…っ
アイドルの振付師、楽しいですよ。
本当に好きなら楽しいです。
アイディアやひらめきは
好きな事なら必ずたくさん出てくると思うから。
それからあとはもう、愛情を注ぐ。
正当な振付師のやり方ではないかもしれないけど。
アイドルの振付けって、
私は、
どうしたらこの子達が可愛く見えるだろう、
どうやったらこの子達のキャラを掴んでもらえるだろう、
とか
そんな事ばっかり考えながら作ってるから
教え子が可愛ければ可愛いほど
そういう気持ちが強くなるわけですよ。
そうすると自ずと振付けはできてくる。
だから愛情はたくさん注ぐ。
盲目にはなったらだめだけど。
もちろん強制的に注いでるわけではないので
あの子達の愛されスキルが高かったのが前提です。
そういう意味でも私は運が良かったみたいですね。
そんな感じかなぁ。
ほら見てよ
これがね
私が今愛情を注いでる１人ですよ。
↓
私信が勘違いだと判明した残念ないわむらなつみさん（もうすぐハタチ）