2021/09/25

茨城支部道場の稽古に参加させていただきました。

本日の指導者が磯山博師範でした。84歳の磯山先生が岩間の道場にご指導にいらっしゃるのが少ないので本日の稽古に参加できて幸運です。

先生の本日の稽古を先生がこの言葉で始めました。



無理せず、怪我せず、怪我させず



技がもちろんですが先生のトークが時にジョーク混じりで時には厳しいので良い緊張感を持って稽古できるのでとても楽しいです。



今日は

 手捌き、足捌きを出来て、体捌きをできる様になる!

と先生仰いまして色々な裁き方を教えていただきました。



 TODAY'S
 
稽古内容





 片手取り体の変更


手を引っ張らず掌を返し自分の臍が手首の位置と一緒なる様に体を移動して、そこ(蓮)を中心軸にして転換します。

 正面打ち体の変更


お互い逆半身から

「取り」右半身で相手の打ち込みに合わせて、右足軸に「受け」の左側面に転換します。(両手が片手取りの体の変更と同じです)


Point

★正面打ちの体の変更の時は前に進まずに相手の動きに合わせて前足軸に転換します。前に進むと打ち込まれる危険性があります。



 片手取り回転投げの裁き

逆半身から

「取り」右半身で右足で「受け」の左(斜め)側面に進み、右手の呼吸法で(腰の高さで)突きます。右手刀を振りかぶり、左足で相手の腕の下を通りながら前に進み左足軸に右180度転回します。(相手の手が離れない様に合わせます、受けの手が三教が効いて離れない)


 片手ニ教裏技の裁き


逆半身から

「取り」右半身で左手で頭を入れながら右足で「受け」の左足で(受けの左足の爪先に)進む同時に右手(腰の高さで)突き、掌を手首より返し相手の左手の脈部を握り、右足軸に転換します。(相手の側面、斜め45度、裏足)

左手で「受け」の手首を掴み(両手で二教の掴み方)両手を捻り相手の手首をニ教で効かせます。




Point

★ニ教を効かせる時には両手の親指を相手の左手の親指の付け根、小指を手首に合わせて持ち、小指側を自己の臍方向へ手首より斬り落とし、相手の手首を捻り、効かせていますが、力で直線的で固めるのではなく、相手の膝が下がらないように受けの脇の方向へ一旦せめながら丸く自己の臍方向へ斬り下げます。
磯山先生が仰ったのは
「自分の中心に円を描くようにやって!丸くやるから力ではなくてで相手を崩せるんだ!円だから無限だ!だから(植芝盛平)翁先生が仰ったのは力が有限だ、気が無限である。

力が有限、気が無限


 相半身片手取り呼吸投げの裁き


相半身から

「取り」右半身で右手を取られたら、親指を外側方向へ掌を手首より返しながら左足で進み相手の右足の爪先に合わせて転換し、左腕の肘部の内側と「受け」の右肘の裏と接点を作ります。(掌上)



 相半身片手取り呼吸投げ(下段)


裁き

相半身から

「取り」右半身で右手を交差取りで取られたら、掌を手首より上に返し、小指側より手の甲を相手の腕に乗せる同時に左足で「受け」の右側面に入り身をしながら右掌を下に返し「受け」の右手を離します。


 相半身片手取り呼吸投げ(気の投げ)


上の相半身(交差)片手取り呼吸投げの下段を気の流れで行います。


 相半身片手取り呼吸投げ(中段)


相半身から

「取り」右半身で右手を交差取りで取られたら、右手で相手の右手首の脈部を掴み、左足で「受け」の右側面に入り身をしながら相手の右手を捻り返し「受け」を崩します。


 相半身片手取り呼吸投げ(上段)


相半身から

「取り」右半身で右手を交差取りで取られたら、右手刀を振りかぶり、小指側より手の甲を相手の腕に乗せる同時に左足で「受け」の右側面に入り身しながら右掌を下に返し「受け」の左手を斬り落としながら離します。


 相半身片手取り応用技


相半身から

「取り」右半身で右手を交差取りで取られたら、左手で相手の右手首を上から握り、左足を「受け」の右足の爪先に合わせて転換し右手を「受け」の右掌に密着させて、自己の中心で相手掌上に押しながら受けの右手首を外に曲げながら、手首、肘、肩を一直線に効かせます。



 座技呼吸法



最後に磯山先生が長く合気道を続くためには無理しない、怪我しない、怪我させないの他に焦らない、慌てない、諦めない事を心掛けて下さいと仰り、本日の稽古を終わりにしました。



焦らず、慌てず、諦めず







 

最後まで読んでいただきありがとうございました。