2021/03/18

茨城支部道場の出稽古で行った正面打ちの入り身投げの基本と変化技、気の流れを私なりに説明します。



●正面打ち入りみ投げ(基本)


お互い右半身

「取り」右手刀を振りかぶり相手の正面打ちを誘い「受け」の腕と接点を作ります。


右足で相手の右足爪先に進み右足軸に右回転し(135度)入り身する(相手の後頭部を見える位置まで)同時に右手で相手の腕を斬り下げます。


左手で相手の後襟を掴み右肩へ引き寄します(受けの肩が自己の脇の下におさめるように)


右掌を上に内肘が「受け」の顎にかけ、腰を捻り重心軸に右半身より左半身に変わる同時に掌を下に返しながら呼吸法で「受け」の顎を右肘で上げて相手を崩します。


右足で相手の後に進み右半身で、両手を円のように腰の高さまで下げ相手を投げます。(残心)




●正面打ち入りみ投げ(変化)

「受け」が強く落ち込む場合


お互い右半身

「取り」強く打ち込んだ相手の動きに合わせて右半身、右足で相手の右側面に進み、右足軸に転換し「受け」の後方に入りみします。(後頭部を見える位置まで)


左手で相手の後襟を掴み右肩へ引き寄します(受けの肩が自己の脇の下におさめるように)


右掌を上に内肘が「受け」の顎にかけ、腰を捻り重心軸に右半身より左半身に変わる同時に掌を下に返しながら呼吸法で「受け」の顎を右肘で上げて相手を崩します。


右足で相手の後に進み右半身で、両手を円のように腰の高さまで下げ相手を投げます。(残心)






●正面打ち入りみ投げ(変化)

「受け」が強く打ち込んだ場合


お互い右半身

正面打ちで強く打ち込んでる「受け」の動きに合わせて「取り」が右手刀で相手の腕を深く叩き落とすようにして、左足で相手の右側面深く、自己の右肘が「受け」の顎にかけるまで進みます。


左手で相手の後襟を掴み右肩へ引き寄します。


腰を捻る同時に掌を下に返しながら呼吸法で「受け」の顎を右肘で上げて相手を崩します。


右足で相手の後に進み右半身で、両手を円のように腰の高さまで下げ相手を投げます。(残心)





●正面打ち入りみ投げ(気の流れ)



お互い右半身

「取り」右手刀を振りかぶり相手の正面打ちを誘います。


右足で相手の右足爪先に進み右足軸に右回転し(135度)入り身する(相手の後頭部を見える位置まで)同時に右手で(呼吸法)相手の腕を斬り下げます。


左手で相手の後襟を掴み右肩へ引き寄します(受けの肩が自己の脇の下におさめるように)


左手で相手を胸に固めたまま左足軸に180度転換します(左半身になります)


右掌を上に内肘が「受け」の顎にかけ、腰を捻り掌を下に返しながら呼吸法で「受け」の顎を右肘で上げて相手を崩します。


右足で相手の後に進み右半身で、両手を円のように腰の高さまで下げ相手を投げます。(残心)




 

最後まで読んでいただきありがとうございました。