昨年のドイツ語の通訳ガイドの試験勉強を含めて、ドイツ語で日本を知る参考文献を紹介します。
まず上記の2冊のうちの左側は、いわゆるドイツの本屋さんで売っている、ドイツ語で書かれた日本のガイドブックです。
これを1ページから全部読んだり、直接まる覚えすることはありませんでしたが、息抜きに読んだり、観光地の説明をしたいがどう表現すればよいか、どんな単語を使えばよいかを調べるときに役に立ちます。
日本語のガイドブックと同じで、行きたいところだけ拾い読みしても良いと思います。日本語で書かれた外国のガイドブックは、カラー写真が多く、説明文が少ないのが特徴ですが、このガイドは結構説明が詳しく書かれているので選びました。ハイデルベルクの本屋さんで見つけました。
ページの初めの方に、各地方ごとの特徴や気候、日本の歴史などが書かれているのが特に良かったです。
右側のReisebebereit für Japan?は、日本を旅行するにあたっての準備からホテルの部屋の特徴、日本食の種類、列車などの移動手段、民芸品、日本文化などがとても分かりやすく説明されているガイドブックです。著者は、実際に日本を徒歩で旅したスイスのトーマス・ケーラー氏と、ヨシ・フッグラー氏です。ヨシさんはスイス人のお父さんと日本人のお母さんを持つ人です。
下記に、中身を写真を一部だけ載せておきます。
スイスで発行された本です。
オーストリアのインスブルックにある書店で見つけました。
(ホテル、旅館の種類についてのページ)
(旅館内の、畳、襖、床の間、夕食、朝食などの説明のページ)
次に、ようやく日本で発行されている書籍です。
英語のものはいくらでもありますが、ドイツ語は少ないですよね。
しかも、英語以外の書籍はとても高い!
下記の、日本人によく聞く100の質問は、英語、スペイン語などシリーズで出ています。2009年に発行ですが、古さは感じられませんでした。
日本の文化についての説明が中心です。CDなど音声が付いていたらもっと良かったです。
下記の耳が喜ぶドイツ語は、日本についての本ではなく、主にドイツについて書かれた本ですが、地名や数字を日本の地名に入れ替えて作文を作る練習ができます。とても役に立ちました。
通訳ガイドの1次試験の長文は、昨年3種類ありましたが、そのうちの1つはドイツの話でした(商店などのプラスティックバッグの話)。
タイトル通りCDも付いていますので、リスニングやディクテーションの練習ができます。それほど速くないです。これはちょっと古いですが、今は改訂版が出ています。
最後に、下記の本は、先日すでに紹介しましたが、今年の7月に発行されたばかりですので、昨年の試験には間に合いませんでしたが、これから受ける方にはとてもお勧めです。
試験の有無に関係なく、日本のことをドイツ語で説明する少ない書物の1つで、音声も付いています。この音声がとても良い。とてもゆっくり話しているので、CDについてオーバーラッピングしたりシャドーイングの練習をするのにも最適です。