アガサクリスティーのミステリーに出てくる英語の単語。 | 武村陽子blog Takemura Yoko

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2019年まではガイドの仕事でなかなか推理小説をゆっくりと読む時間がなかったのですが、コロナで仕事が消えてしまい、時間ができたので、昨年から今まで読みたかったけど読めなかった推理小説を読んでいます。アガサクリスティーは100近くの作品があるそうですが、その10も読んでなかった、こんなにたくさんの名作を!それで、去年から日本語訳のものを中心に、時間の空いた時に読んでいました。

映画やテレビドラマなどで見たことのあるものもありましたが、私にとっては小説のほうが面白いです。先に映画(ドラマ)を見てしまうと、小説を読む楽しみが半減するので、先に本を読んでからそのあと、ドラマを見ます。原作とだいぶ変わったものも多いですね。日本語の翻訳ものでも300ページ以上ある小説を、90分のドラマにするのはかなり難しいと思います。

字幕のないドラマは、原作を読んでいても聞き取りが難しいです。特に、ミスマープルのドラマは、マープルさんの話すスピードが速すぎてついて行けない。ポアロの方がまだ聞き取りやすいです。

聞き取れないので、小説も英語で読んだほうが、ドラマも聞き取りやすいのでは、と考え、英語の原作で読んでみることにしました。

 

最初に読んだのは、ABC殺人事件です。とても有名なものでしたが、小説をまだ読んだことがなく、ドラマでも見たことがない、まったく初めて手に取るものでした。

この小説は、それほど難しくなく、おかげで、小説を読んだ後、ドラマを見ても、まあまあ聞き取れました。

 

その後で読んだ、スタイルズ荘の怪事件は、アガサクリスティーのデビュー作品で、100年前、1921年のものです。

こちらは、知らない単語があまりにも多すぎ、そばにずっと辞書が必要でしたが、アガサクリスティーの文体はそれほど複雑ではないので、単語さえわかれば、何とかクリアできました。

 

せっかく単語を調べたので、単語ノートとして、ここに載せておきます。普段英語を話すときに使う言葉ではないかもしれませんが、小説を読むとき、またドラマを見ていても本に出てくる単語が登場しますので、気が向いた方は参考にしてください。

 

現在は、そして誰もいなくなったAnd then there were none.を読んでいます。これはすでに日本語で読んだこともあり、映画もドラマも見てストーリーを知っているので、それほど難しくはありませんが、逆にミステリーを楽しむというわくわく感は半減します。やはり、ミステリーの場合は何語でも、初めての作品を読むほうが面白いですね。

 

The ABC Murders  ABC殺人事件

epileptic            てんかんの(患者)

suggestive     示唆的な、暗示的な

suggestible     暗示を受けやすい

daring        大胆な、勇気のある、異常な

wherein   (副詞)どこで、どういう点で、そこで

cunning       ずるい、悪賢い

resourceful     識見のある、資力のある

pseude        偽りの、偽の、いかさま師

vacillating (vacillate)ためらう、精神的に揺れ動く

vetted (vet)     調べる

fettle          調子

induce         ・・・を引き起こす

induce hens to lay square eggs

          めんどりに四角い卵を産ませる。

with an affectionate eye 優しい目で

titian          赤褐色

clue          手がかり

 

The Mysterious Affair at Styles

             スタイルズ荘の怪事件

dispensary      (病院の)薬局

a lapse of 25 years 25年の経過

alas           悲嘆などの発声

vicissitude    (英)栄枯盛衰、移り変わり

cyanide         シアン化物、青酸塩

biro           ボールペン

notoriety        悪評、悪名高い

ascendancy      優位、支配

barrister        法廷弁護士、バリスター

mater (=mother)   おふくろ、おっかさん

factotum        用務員(ヘルパー)

cottoned to him at once すぐに好きになった。

grimace         しかめ面をする

hard up         お金に困っている

bestow         授ける

cannon         ぶつかる

row           言い争い、喧嘩

convulsion       けいれん、ひきつけ

agitate         かき乱す、激しく抵抗する

ghastly         ぞっとする

sputter(ing)      パチパチいう

petrified        ひどく驚いて

kindred         同類の

instinctivly       本能的に

feebly          弱々しく

flickering        ちらちらと

grate           暖炉

prim           堅苦しい、上品ぶった

throng(ed)       押しかける、群がる

zeal           熱意

tetanic         けいれん性の

flock           群れ

surmises        推測、憶測、推量

motionless       動かない

strangle     絞め殺すような、押し殺すような

post-mortem     検死

vehement       激しい

 

overtax         過度な負担をかける

revulsion        反感、嫌悪

swept (sweep)     掃く

consummate      完全な

hypocrite        偽善者

autopsy         検死(解剖)

fender                     暖炉の前の囲い

forceps         ピンセット

 

inscrutability      不可解

coroner         検死官

revoke          廃止する

imperturbably     冷静に、どうしようもなく

elucidate        はっきりさせる、解明させる

(heart) seizure     心臓麻痺、心臓発作

inquest          検死

force       (金庫を)こじ開ける、押し上げる

blotting paper      吸い取り紙

supposition        推測、仮定、仮説

scoundrel         悪漢、不埒な奴

reticent          無口な

verdict           判決

jury             陪審

physiognomy       人相

 

inquest           陪審、検死

cumulative         累積的な

inadvertently       うっかり

pikestaff          やりの柄、ステッキ

ingenious          巧妙な(clever)

accusatio         告訴、起訴

warrant          令状

kudos            名声、名誉

conclusive         確実な、決定的な

eavesdrop         立ち聞きする、盗聴する

accomplic         共犯者