わたくし竹本直一は、8月に自民党の先生方と一緒に「日本の明日を創る会」という勉強会を立ち上げました。この勉強会については各方面から様々な報道がなされ、注目を集めた会となりました。今日はその会についてご説明します。

 

 

 自民党は、ここ一年で支持率を大きく下げました。とりわけ、東京都議選で自民党が大敗をした事実は衝撃的なものでした。この結果を受けて、次の国政選挙までにどこまで支持率を回復できるのかと関係者たち、とりわけ若い議員たちは不安の面持ちでした。

 また私の地元大阪におきましても、前回の2014年衆議院選挙では圧倒的な安倍人気のお陰で多くの議員が当選できたものの、今現在、自民党にあの当時ほどの高い支持率は見込めません。

 

 当然のことながら、一期生、二期生の若い議員たちは大変な不安を抱えていました。彼ら、彼女らから相談を受ける中で、首都圏と近畿圏とで若い人たちを中心として、現在の政権がより国民の信頼を得るためにはどのような方策があるのか、もっと真剣に考えていく必要があるだろうという話になりました。

 自民党をより魅力あらしめるために、そして自由闊達な政党としてのイメージを復活させるためにも、親自民・反自民の壁を越えて、さまざまな意見を聞く機会をつくる必要があるのではないか。これが会のメンバーの総意でした。自民党を、もっと開かれた、そして批判を含めて、あらゆる意見を聞く耳を持った党にしよう、というわけです。

 

 この意見へ賛同する議員はとても多く、結果として、30人の発起人とともに「日本の明日を創る会」という議員連盟を立ち上げることになりました。

 一部で「反安倍の会」などと誤解を招くような報道もありましたが、我々としては、あくまでも現政権と我々は表裏一体、運命共同体だという思いです。政権を閣外から支える我々がしっかり選挙に勝っていかないと、政権も続かない。そういう思いの中で、より良き自民党の姿を求めて外部有識者からも意見を聞こう、というのがこの会の趣旨であります。

 幸いなことにこの会は、党の内外より、予想以上の高い評価を頂きました。今後も、内外の政治評論家、わが党の役員経験者、あるいは閣僚経験者などをお招きし、様々な意見を伺っていきたいと思います。

 

 

 自民党が長らく国民の支持を受けてきたのは、やはり党の内部で質の高い、自由闊達な議論が行なわれてきたからだと思います。様々な声を聞き入れる討論を経て、最終的には、党の意思決定機関「総務会」で全会一致で党としての方向性を打ち出す、これが自民党の伝統であり、長所です。

 私たちは今後もこの姿勢を崩すことなく、国民の様々な声を汲み取る党でありたいと思います。

【2017衆院選での私の公約はこちらの記事にまとめております。】

党のマニフェストとは異なる独自の方針を多数盛り込んでおりますので、ぜひご覧ください。

  ★竹本直一、7期21年の取り組みと成果のまとめ