月曜日の12月12日に、元法相の故奥野誠亮(せいすけ)先生のお別れ会に出席してきました。享年は103歳でした。

 

 奥野誠亮先生は、内務省官僚、自治事務次官などをお務めになった後、政界に転身され、自民党で90歳まで数々の要職をお務めになりました。現衆議院議員の奥野信亮先生は、その長男です(信亮先生とは、現在も議員連盟等でよく活動をご一緒させて頂いています)。

 

 

 奥野誠亮先生といえば、二つの思い出があります。

 

 ひとつは、先生がご高齢にも関わらずあまりにも元気でらしたので、私が健康法について質問したときのことでした。「長寿・健康の秘訣は何ですか」と尋ねたのです。

 先生のお答えはなんと「そんなもの無いよ」というものでした。「長寿の秘訣はないが、強いて言えば血統だな」と。亡くなったご両親の年齢を合わせると204歳になるそうです。長寿の血筋なのでしょう。

 

 二つ目の思い出は、南阪奈道路に関するものです。大阪から奈良まで高速道路を建設してほしいという要望が当時各所から寄せられており、私たちも当時建設大臣をされていた亀井静香先生のところに何度もお願いに行きまして、ついに予算が認められました。

 太子トンネルの開通式では、私が大阪側から、奥野誠亮先生が奈良側から入り、トンネル中央部で最後の壁を破った後に、私と奥野先生が握手をするというセレモニーがありました。私は当時、2年生議員くらいで、奥野先生はすでに大先生でしたが、いい思い出になりました。

 

 奥野先生からしてみれば、私もまだまだ若造です。

 今後も先生の元気さを思い出しながら、頑張っていこうと思います 。