この度、フランス共和国よりレジオン・ドヌール勲章を頂けることになり、去る11月21日(月)、フランス大使公邸で開かれた叙勲式にて、正式に勲章を授かって参りました。

 

 レジオン・ドヌール勲章は、かのナポレオンが創設した、フランスの勲章制度の中でも最も由緒ある最高勲章です。このたび私が頂いたレジオンドヌール勲章シュバリエは、これまでに映画監督のスピルバーグ氏や、建築家の安藤忠雄氏、KENZOで知られるデザイナーの髙田賢三氏など、多くの著名人が受章しています。また先日は、北野武監督がこのレジオンドヌール勲章のオフィシエを受章され、大きく話題になっていました。

 

 

 叙勲式当日は、ティエリー・ダナ駐日フランス大使から直接、私の胸のところに勲章を刺して頂きました。(「太い針をブスリと刺すので、あまり良い服を着てこないように」と事前に注意されていました。)

 叙勲式では、福田康夫元総理から乾杯の御発声を、また、保利耕輔元文部大臣からご祝辞を頂きました。両先生からは温かいお祝いの言葉とともに、「今後も日仏両国間のためにしっかり尽力するように」と、力強い励ましのお言葉を頂戴しました。しっかり身を引き締め、名誉ある勲章に恥じないよう、今後も誠心誠意、日仏関係のために働きたいと思います。

 受勲式には他にも、中村玉緒さんなど多数の著名人にご参列頂きました。そして何より妻や娘といった、これまで私を身近に支えてきてくれた家族、そして秘書の皆が勢揃いで祝ってくれたことは、あらためて感謝の気持ちで一杯です。


 

 日仏両国はやはり、世界の中でも,基本的な価値観を共有する「特別なパートナー」です。日仏の政府間でも,オランド大統領就任以後,本年5月の安倍総理訪仏やオランド大統領のG7伊勢志摩サミット出席に至るまで,首脳級での相互訪問が続いております。両国の関係は、近年一層緊密化していると言ってよいでしょう。

 5月の日仏首脳会談では,日仏外交関係樹立から160年にあたる2018年に,「ジャポニスム2018」として,パリを中心に,日本文化の粋(いき)を一同に集めた大規模な文化行事を実施することで一致したと聞いています。

 先般,同じくレジオン・ドヌール勲章を受章された北野武監督の映画が,フランスでも高く評価されているように,フランスには日本文化を受容する土壌が古くから培われております。また日本の側でも、文学や映画、哲学など、様々な文化面でフランスの作品を広く受け入れ、そこから大きな影響を受けてきました。日仏の連携により,「ジャポニスム2018」が成功することを期待していますし、日仏友好議員連盟としましても、必要な協力を行っていきたいと思います。