本日(2016年5月24日)、自由民主党の党本部にて、超電導リニア鉄道に関する特別委員会が開催されました。

 まずは、リニア中央新幹線同時開業推進協議会からの要望について、協議会側からお話を伺いまして、次いで「リニア中央新幹線大阪延伸早期実現スキーム検討ワーキングチーム」の座長である西村康稔先生から、現在の活動状況をご説明いただきました。その後、アメリカへのリニア新幹線技術提供に関する調査費としてH28年度の政府予算が計上されたことについて、国土交通省からご説明を頂き、最後に、自民党の政調全体会議における当委員会の取り組みについて、会長である私からご説明を致しました。

 リニア新幹線は、名古屋までの2027年の開業に向けて、現在工事が着々と進んでおりますが、当委員会としましては、リニア新幹線の経済効果をフルに発揮するためにも、できれば名古屋大阪間の同時開通、それが無理としても、一年でも、一日でも早く、大阪までの全線開通を行ってほしいと考えております。この要望はたんに関西地域からの要望ではなく、日本全体への経済効果を考慮した上での我が自民党からの要望であります。

 リニア新幹線計画とは、たんなる民間企業による一路線工事ではなく、国家的プロジェクトとして考えていかなければなりません。これは日本経済活性化のための、大きな一手なのです。早期開通に向けて、どのような取り組みができるか、どのような仕組み・制度をつくることができるのか、今後も各界の知恵を振り絞って、検討を進めていきたいと思います。


リニア委員会