52324日の2日間、3千人の訪中団と北京を訪れました。

 日中との外交を促進するプロジェクトへ二階俊博総務会長のお誘いを受け中国を訪問致しました。

 今回の訪中において感銘を受けたのが人民大会堂における3千人の夕食会にて習近平国家主席が我々に歓迎の挨拶をしに来たことである。習近平国家主席は終始にこやかな表情を絶やさず握手や会話をして下さいました。

 習近平国家主席は「歴史と事実は捉え日中の友好関係を築くことが大切である。険悪な関係であろうともしっかりと友好関係を築いていく事がお互いにとって最善ではないか」という趣旨の話がありました。

 また、習近平国家主席は肩肘張らず、笑顔でお話されていたことが印象的でした。

演説を行った二階総務会長より、日中関係の重要さや友好関係構築の為、諸先輩の大変なご苦労があったからからこそ今の日中関係があり、今私たちが引き継いでいるのです。という演説をされ、聴衆からもとても良い反応を頂きました。

 1年ほど前に尖閣の領有権問題で険悪な関係にもなり最近では、習近国家主席は、よほどのことがない限り日本の代表とは会わないと二階総務会長に話したことに私はとても安堵感を抱きました。こういう関係があれば大丈夫だと私は安心しました。

 過去20年近くにわたる日中の外交の一つの成果であると思っております。

 二階総務会長が安倍晋三内閣総理大臣から預かった親書を習近平国家主席に渡しました。

習近平国家主席は「安倍総理とは二度会い戦略的互恵関係をしっかり行っていけば日中は良い関係になっていく」と述べました。

 色々な側面での日中間の関係をよくする努力が必ず良い成果に繋がると思います。

 いずれにしろ、隣人は選べるが隣国は選べません。日本の貿易の半分は中国を相手にしているのであり、日本の製品を買ってくれるのも中国人であります。相互依存関係が大きく出来上がっているのが今の日中の友好関係であります。