バレンタインデーの2月14日、私は高校、大学の先輩にあたる、船井総研の船井幸雄さんのご葬儀に浄土宗大本山増上寺に参じた。この方は私の卒業した富田林高校の前身、富田林中学のご入学で、卒業時には河南高校という、合併して分かれた兄弟高校のご卒業で、その後京都大学の農学部で学ばれた。経営学を勉強され、経営コンサルタントという1つの業を仕上げた方という事で、大変な有名人である。

船井さんのご出身が私の地元である松原市であり、小学校の友人より1年程前から、是非一緒に食事をしようと話が進んでいたのだけれども、非常に残念なことに実現できず、今日を迎えてしまった。ご本人にお会いする機会はなかったが、心よりご冥福をお祈りしたい。


アメリカでは、マッキンゼーをはじめ、コンサルティングは1つの大きなビジネスとして成り立っているが、我が国においては情報に金を出すという事はタブーではないが、そういう考え方が非常に弱かった為に、なかなかコンサルタントという仕事は定着しなかった。しかし、この船井さんは独特の経営哲学を持って、経営のコンサルタントを行い、そしてそれを業として仕上げたことになる。郷里の大先輩として、大変尊敬する思いである。


                             合掌。