昨日、午後2時半ごろ、韓国が黄海上の南北軍事境界線と定める北方限界線(NLL)まで約3キロの韓国領・延坪島(ヨンピョンド)に向け北朝鮮側から砲弾100発以上が発射されるという事件が起きました。

このうち数十発が島内の韓国軍基地や民家に着弾した。韓国軍によると兵士2人が死亡、兵士15人が重軽傷、今日になって、民間人2人の死亡も確認されました。

 北朝鮮は99年にNLLの「無効」を一方的に宣言し、NLLの南側に独自の「軍事統制水域」を設定して延坪島周辺海域を含む一帯を北朝鮮領海と主張しており、近海で行われていた米韓の軍事演習への対抗措置だとしています。

 しかし、直接攻撃をすることなど言語道断です。

映像を見た方は、これは戦争ではないかと思ったのではないでしょうか?私もそう思いました。

北朝鮮のこのような態度は許されるべきものではありません。

国際社会と協力して、さらなる制裁を加えるべきです。

 北朝鮮情勢が緊迫する中、もし戦争になれば拉致問題の交渉も難しくなると考えられるので、どのようにして拉致被害者を取り返すか、更なる制裁など新たな施策を打たなければなりません。

また、日本は、はっきりとした態度を国際社会に示すべきではないでしょうか。

一方、日本の対応にも多くの問題があります。

今回、事件が起こってから官邸で会議が開かれるまで相当時間がかかりました。

さらには、朝鮮情勢は、いつ何が起きるかわからないので、常に注視している必要がある中、菅総理は、事件をテレビを見て知ったというのですから驚きました。

危機管理能力の欠如と言うか、拉致問題への対応策も取っていなかったのではないかと疑いたくなります。

批判ばかりで国益を損なってはいけませんが、政府は毅然とした態度で臨んで欲しいと思います。

各野党は、菅総理の対応に協力し、国際社会と連携し、北朝鮮が更なる暴挙に出ないように施策を打つべきだと思います。