7/22~23、ワシントンにて開催された日米国会議員会議に出席し、その朝食会にナンシー・ペロシ米国下院議長が現れた。

美人の女性議長である。
非常にクリアな英語で、あの大統領候補選挙に立候補していたヒラリー・クリントン女史にも似ている。

彼女が話した米国経済の現状は深刻である。
サブプライムローンで政府が保証した形になっているファニーメイ・フレディマックの不良債権が約500兆円ともいう。

日本のGDP1年分だ。
この支払いになるものがいくら出てくるのか分からないが、仮に100兆円としても、イラクの戦費100兆円と合わせて合計200兆円もの大変な損失がアメリカ経済の空を曇らせている。

人々はいつ銀行が破たんするかもしれないということで、消費を抑えているのが現状のようだ。
米国の消費ダウンが中国の輸出不振につながり、ひいては日本経済に悪影響を及ぼすといったことになるのではないか…と心配である。