8月11日早朝、静岡県沖を震源として大きな地震が起こりました。
多くの方が被災したほか、東名高速道路の道路脇が大きく崩れ通行止めになるなど、多くの被害を出しています。

この地震は想定されていた東海地震ではないものの、今後もいつ襲ってくるか分からない東海地震に対してきちんとした備えが必要となります。

 大阪も例外ではありません。
大阪は上町断層帯地震や南海地震の被害を大きく受けることが予想されています。

内閣府の中央防災会議によると、上町断層帯地震によって推定される最大震度は震度7~震度6強となっています。
そして被害も最大で全壊・焼失家屋は約97万戸、死者数は42000人、被害総額74兆円と試算されています。
このような地震はいつ来てもおかしくありません。

これら試算されている被害を限りなく減らす為には日頃からの防災への意識と準備が大切です。
例えば、家屋の耐震化や家の中の家具などの固定、水や食料の備蓄などです。

地震はいつか必ずやってきます。これは私たち人間の力でなくしたりすることはできません。
しかし私たちは被害を減らす、減災をすることは出来るのです。私たち個人がこのように地震などの災害に備えると同時に、国も地方自治体もそれぞれいつ地震が起こっても被害を最小限にとどめる為の準備をしなければなりません。

私はこれまでこれら地震対策として災害時に迅速に救助活動が出来るように道路などの交通網の整備、土砂崩れ防止の為の砂防ダムや砂防林の整備、上・下水道、電気、ガスなどのインフラの耐震整備、避難場所ともなる学校や公民館など施設の耐震化整備、ドクターヘリの導入や救急医療体制の見直しなど多くのことに力を注いで参りました。しかしまだ更なる整備が南大阪地域には必要だと私は思っています。

 皆さまに自主防災の重要性を十分にご理解していただき、それに加えて確実な減災のための整備を充実することにより被害を最小限にとどめたいと考えております。
是非、日頃からの災害への備えをお願い致します。