3月31日に、自民党の谷垣総裁と民主党の鳩山総理大臣の党首討論が行われました。
前回の党首討論では谷垣総裁の迫力の無さ、追及をする技術的な問題などで多くの批判やお叱りを受けました。

地元を回っていても、「あんな政権の体すらなしていない民主党を追い詰められない今の自民党には1票を投じられない!」、「民主党には入れたくないが、だから自民党ってわけにもいかない」などと多くのお叱りの言葉を頂きました。

 私も同様の意見であり、党の会合でもう少ししっかりして欲しいと何度も要求してきました。民主党がこれだけ失敗を繰り返す中で、その受け皿に自民党がなれないことを恥ずかしくも思っております。

 しかし、昨日の鳩山総理の発言を見ても、政権を担う首相の言葉とは到底思えませんでした。
3月末までに政府案を一本化すると発言しながら、具体的には言えない、でも腹案があり、関係閣僚と意見を交換しているなどと無責任な発言を繰り返していました。

 そしてついには、5月末までに地元の了解、アメリカの了解を取った案を発表すると発言しました。
自民党でも12年間かかった地元やアメリカとの交渉はあと2ヶ月しかありません。

 12年かけて交渉や環境調査を終え、工事に取り掛かろうとした矢先に全てを壊してしまうことにより、日本が国際社会から失う信用は計り知れません。そもそも国際社会のルールでは一度決めたことを反故にするという事は絶対にやってはならないことです。

 例えば、アメリカの会社との取引などで同じ事をやると、今後その会社とは取引できなくなります。国際社会では嘘をつく、だます、約束を破るなどの相手を裏切る行為には厳しい目で見られてしまいます。

 それだけ日本を代表する総理大臣の言葉は重いという事です。鳩山総理は「trust me」とオバマ大統領に言っています。もし守れないのなら、潔く自分の身を引き、責任を取ってもらわなければなりません。今まで偽装献金などでは自分の責任に関し、逃げ回ってきましたが、外交での失敗や日本の国際社会での失墜への責任は逃げて終われるものではありません。

 すでに、日本の信用は地に落ちています。民主党のような幼稚な政治を行っていては日本を守る事ができません。早く大人の政治が出来る自民党に政権を返していただきたいと思います。そのためには党内争いをするのではなく、一丸となって幼稚な民主党政権を倒しに行かなければなりません。参議院選挙まで約100日です。必ず勝って、政権を取り戻さなければ日本の未来はありません。