警察が傷害事件を放置した理由 | T-MOTOの日曜映画

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日曜日のショートムービー製作

前回の話の続きなのですが、暴行傷害事件を把握していながら放置した警官についての記事が出ていました。

今朝の毎日新聞の記事

川崎市川崎区の多摩川河川敷で区内の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)が刺殺体で見つかった事件で、事件発生の約1週間前、上村さんの知人グループが上村さんへの暴行を抗議するため、逮捕された18歳の少年宅に押し掛けトラブルになった際、110番で駆け付けた神奈川県警川崎臨港署員が、暴力を受けていた上村さんからの聞き取りを電話で済ませ、名前も確認していなかったことが県警への取材で分かった。上村さんが「大丈夫」と話したため、知人グループを帰して処理を済ませたという。

なんでしょうね、警官のこのヤル気の無さは。
暴行傷害事件を知ったなら、最低限、事実確認をしなければ、警官失格でしょうに。
こんな警官はむしろいない方が世の中のためですから、速やかに辞表を書いていただきたい。

この件について警察署の責任者はどう考えているかというと、

手続きの適否について、川崎臨港署の八巻英雄副署長は「トラブルが事件の原因かどうか分からない。捜査中のためコメントできない」としている。

現場に駆けつけた警官が傷害事件を放置したことの適否について質問しているのに、的外れの回答です。事件の原因かどうかは関係ありません。
問題点の反省よりも、自分自身の保身が先行している思惑がありありと感じられます。

駆けつけた警官が傷害事件としてちゃんと扱って18歳少年を逮捕していれば今回のような事件は起きなかったのですから、警察の責任は重大です。