吉田調書 | T-MOTOの日曜映画

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日曜日のショートムービー製作

福島第一原発の吉田所長の事情聴取の調書が公表されましたが、原子炉が複数あるのに対処が自分一人に集中してバニクったみたいに言っているようじゃ、所長としてダメですね。

災害時の体制を考えていなかったこの人の怠慢です。

NHKの若者の仕事応援番組「明日はどっちだ」で、大型プロジェクトの工事現場で指示を出している元子役で可愛らしい顔をした25歳の女の子の現場監督を今紹介していますが、どんなトラブルでも冷静沈着に対応している彼女の方がずっといいです。

全電源喪失はありえない、という思い込みで、緊急冷却装置の操作の訓練もせず、手動ベントの資材も備蓄せず、実際に事故が起きると、一度電源が落ちると給水弁が閉じたままになっているというシステムを知らず、原子炉を空焚きしてメルトダウン、原子炉の圧力を下げるためのベントは、電源が落ちているため手動でやろうとしても、必要な資材が手元になく、作業は困難を極めべント指示からベントまで半日かかってしまう、というお粗末ぶりです。

そのくせ、本店が規格に合った資材を揃えて送ってこない、などと他の非難ばかり。

現場と官邸の間にいて情報を仲介していて双方に二枚舌で正反対のことを言っていた武黒一郎・東電フェローといい、言葉遣いの汚さとか、会議にハッタリで濃いサングラスをかけて出席する吉田所長とか、まるで暴力団事務所みたいで、まともな組織とは思えません。