すでに2024年であるが、遅ればせながら2023年の一年を総括したい。
【2023年の総括】
2022年2月にロシアがウクライナに侵攻したことに始まったロシア・ウクライナ戦争は泥沼化し、2023年10月にはハマスによるテロを発端としたイスラエル・ガザ戦争が勃発。北朝鮮は相変わらずミサイルを発射し続け、中国の経済は実質破綻し独裁体制が強化されている。
こうした予断を許さない国際情勢のなか、ありがたいことに2023年はフル稼働で外来のオーケストラ、オペラ座などの来日公演が目白押し。やっとコロナ渦以前に戻ったと言っていいだろう。
自分がせっせと通ったコンサートの数だが、2023年は156回(以下昨対、+9回)。海外遠征は3月の高雄(台湾)、8月末〜9月上旬のルツェルン(スイス)の2回。海外遠征を除く国内に限るとコンサート総数は140回となり、2022年を7回下回る結果に。
毎度どうでもいい属性別の結果は下記のとおり。
《国内オーケストラ別》
NHK交響楽団 21回(-4)
東京交響楽団 19回(-1)
読売日本交響楽団 9回(-1)
東京都交響楽団 8回(-3)
東京フィルハーモニー交響楽団 5回(+1)
札幌交響楽団 3回 (-1)
新日本フィルハーモニー交響楽団 3回(±0)
日本フィルハーモニー交響楽団 1回(-1)
東京シティフィルハーモニック管弦楽団 1回(-1)
大阪フィルハーモニー交響楽団 1回(-1)
《外国のオーケストラ別(遠征含む)》
ウィーン・フィル 5回
ベルリン・フィル 4回
ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ゲヴァントハウス管、チューリッヒ・トーンハレ管、バーミンガム市響、レザール・フロリサン、マーラー室内管、マッシモ劇場管、ローマ歌劇場管 各2回
2022年以上に外来オーケストラの来日が増えたために、国内オーケストラに行く回数が前年以上に減ってしまった。
《ホール別》
サントリーホール 49回(+2)
東京オペラシティコンサートホール 13回(-7)
(番外)KKLルツェルンコンサートホール 12回(+12)
ミューザ川崎シンフォニーホール 11回(+3)
NHKホール 11回(+2)
東京文化会館大ホール 11回(+3)
トッパンホール 11回(+8)
東京文化会館小ホール 5回(+2)
札幌コンサートホールkitara 4回(±0)
東京国際フォーラムホールC 4回(+4)
新国立劇場オペラパレス 3回(-2)
すみだトリフォニーホール 2回(-1)
東京芸術劇場コンサートホール 1回(-12)
やはりサントリーホールは圧倒的に多い。2022年6月までNHKホールが改修工事で定期公演を東京芸術劇場で行っていたため、2022年は東京芸術劇場が多かったが、私はあのホールの音響が嫌いで2023年は行かないようにしていたため激減。アクセスも音響も座席も最悪なNHKホールもやはり行きたくないホールだが、N響のA・C定期がある以上仕方ない。トッパンや東京文化会館小ホールが増えたのは、弦楽四重奏などの室内楽に好みが移行してきたからかもしれない。新国立劇場は上演の質が下がって足が遠のいてしまった。
《指揮者別》
ジョナサン・ノット 10(-1)
ファビオ・ルイージ 8(±0)
トゥガン・ソヒエフ 6(+6)
キリル・ペトレンコ 4(+4)
パーヴォ・ヤルヴィ 4(+3)
山田和樹 4(+3)
アラン・ギルバート 3(±0)
ヤクブ・フルシャ 3(+3)
大野和士 3(±0)
N響と東響に行く回数が多いので、その常任指揮者、音楽監督の指揮が多いのは当たり前。ソヒエフはウィーン・フィル来日とN響定期があり多くなった。
👉次の記事は 2023年のベスト・コンサート