新国立劇場バレエ、チャイコフスキー「白鳥の湖」(初日)を、新国立劇場オペラパレスにて。
振付:マリウス・プティパ / レフ・イワーノフ
演出・改訂振付:牧 阿佐美
装置・衣裳:ピーター・カザレット
照明:沢田祐二
指揮:アレクセイ・バクラン
管弦楽:東京交響楽団
オデット/オディール:米沢 唯
ジークフリート王子:井澤 駿
ロートバルト:貝川鐡夫
道化:福田圭吾 他
新国立劇場の定番である、プティパ振付、牧阿佐美演出の「白鳥の湖」、個人的には4回観ているが、なんと4回ともオデットは米沢唯。特に選んだわけではなく単なる偶然ではあるが。そして指揮はすべてアレクセイ・バクランである。
米沢唯、以前に比べるとかなり自信に満ちて堂に入った表現となっているように思われる。
今回も、白鳥たちの所作が「一糸乱れぬ」ほどにきっちりとそろっていることに改めて驚く。頭の高さ、腕や足の高さまでこだわってそろえている。今回2階センターにて鑑賞したのだが、その流れるような動きは幾何学的と言っていいほどだ。こうした演出は日本人独特の美意識から生まれるものであるように思われる。
オーケストラは東京交響楽団。すでに何回も演奏しているというのもあるだろうが、初日であることを考えるとなかなかの出来である。聴いた場所が2階で、ピットの音がはっきり聞こえたからというのもあるが、第1ヴァイオリンの旋律が非常にしっとりと美しく鳴っていたし、コンサートマスターであるニキティン氏のソロもとても優雅である。エネルギッシュな指揮のバクラン、舞台上の動きに合わせてテンポをしっかりコントロール。
総合評価:★★★☆☆
