アリス=紗良・オット、フランチェスコ・トリスターノのデュオ・リサイタルをすみだトリフォニーホールにて。
ラヴェル:トリスターノ編/ボレロ
ドビュッシー:ラヴェル編/3つのノクターンより 第1曲「雲」、第2曲「祭り」
ラヴェル/ラ・ヴァルス
トリスターノ/「ア・ソフト・シェル・グルーヴ」組曲(日本初演)
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
(アンコール)モーツァルト:4手のためのピアノ•ソナタ ニ長調 KV381より 第2楽章
多くのオジサンが好きな色白黒髪美人の日独ハーフ、アリス=紗良・オットと、きっと多くのオバサンや若い女性が好きなルクセンブルクのイケメン、フランチェスコ・トリスターノのデュオということで、客席は老若男女が入り乱れる普段と異なる演奏会であった。
この二人、それぞれ私はソロを聴いたことがあるが、今日のデュオの方が私はいいと思った。トリスターノは勅使河原三郎のダンスとのコラボだったが、正直トリスターノのピアノは意外に印象が薄かったと記憶する。
今日の公演、裸足のアリスが舞台に向かって左側のピアノを、トリスターノが右側のピアノを弾く。
冒頭のボレロはトリスターノの編曲。最初の小太鼓のリズムは、トリスターノがピアノの弦を弾いて表されている。しかしこの曲、同一音型の繰り返しであるから、やはりオーケストラのさまざまな楽器の音色の変化を楽しむべき曲なのである。ピアノ2台では、高揚感はあっても曲の進行とともにカラフルに変化する曲調を味わうにはやや物足りなかったような気がした。
2曲目はラヴェルが編曲した夜想曲。こちらは逆にラヴェルがドビュッシーのオーケストラ作品を2台ピアノ版に編曲したものだが、こちらは編曲がすごいからなのか、まるでオリジナル曲のようにきらびやかに聞こえるのがすごい。
3曲目はラヴェルのオリジナルの2台ピアノ版、やはりこれが圧巻であった。低音の不気味な唸りから高音域の輝きまで、2人のピアノはとても息が合っていたしとてもスリリング!
後半1曲目はトリスターノの自作、「ア・ソフト・シェル・グルーヴ」組曲。今回のツアーに先だって録音された「スキャンダル」というアルバムのために書かれた曲だそうで、ゆっくりした前半と、アリスが客席に促した手拍子によって会場が一体となる速めのテンポの後半とが対照的。後半はジャズのテイストもあって、なかなか面白い曲だ。
最後はメインのハルサイ2台ピアノ版。2台ピアノ版のハルサイ、今まで実演で聴いたのは2002年Tove Lonskov & Rodolfo Llambias(全く記憶になし)、2004年中川賢一&小坂圭太??、2012年児玉桃&小曽根真、2014年酒井茜&マルタ・アルゲリッチ。これらの中では児玉桃&小曽根真が一番印象的だったが、今日のアリス&トリスターノはそれをも上回る勢いである。やはり、デュオが若いだけああってリズムの切れがいいし、音楽が勢いよく尖っていてアグレッシヴ!
アンコールは左側のピアノが撚れてしまったから(?)、というアリスの説明があって、右側のピアノで連弾、モーツァルトの静かな音楽で締めくくった。
それにしても、二人とも自ら譜めくりをしていたが、その恐ろしく速いこと…まさに神業!

ラヴェル:トリスターノ編/ボレロ
ドビュッシー:ラヴェル編/3つのノクターンより 第1曲「雲」、第2曲「祭り」
ラヴェル/ラ・ヴァルス
トリスターノ/「ア・ソフト・シェル・グルーヴ」組曲(日本初演)
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
(アンコール)モーツァルト:4手のためのピアノ•ソナタ ニ長調 KV381より 第2楽章
多くのオジサンが好きな色白黒髪美人の日独ハーフ、アリス=紗良・オットと、きっと多くのオバサンや若い女性が好きなルクセンブルクのイケメン、フランチェスコ・トリスターノのデュオということで、客席は老若男女が入り乱れる普段と異なる演奏会であった。
この二人、それぞれ私はソロを聴いたことがあるが、今日のデュオの方が私はいいと思った。トリスターノは勅使河原三郎のダンスとのコラボだったが、正直トリスターノのピアノは意外に印象が薄かったと記憶する。
今日の公演、裸足のアリスが舞台に向かって左側のピアノを、トリスターノが右側のピアノを弾く。
冒頭のボレロはトリスターノの編曲。最初の小太鼓のリズムは、トリスターノがピアノの弦を弾いて表されている。しかしこの曲、同一音型の繰り返しであるから、やはりオーケストラのさまざまな楽器の音色の変化を楽しむべき曲なのである。ピアノ2台では、高揚感はあっても曲の進行とともにカラフルに変化する曲調を味わうにはやや物足りなかったような気がした。
2曲目はラヴェルが編曲した夜想曲。こちらは逆にラヴェルがドビュッシーのオーケストラ作品を2台ピアノ版に編曲したものだが、こちらは編曲がすごいからなのか、まるでオリジナル曲のようにきらびやかに聞こえるのがすごい。
3曲目はラヴェルのオリジナルの2台ピアノ版、やはりこれが圧巻であった。低音の不気味な唸りから高音域の輝きまで、2人のピアノはとても息が合っていたしとてもスリリング!
後半1曲目はトリスターノの自作、「ア・ソフト・シェル・グルーヴ」組曲。今回のツアーに先だって録音された「スキャンダル」というアルバムのために書かれた曲だそうで、ゆっくりした前半と、アリスが客席に促した手拍子によって会場が一体となる速めのテンポの後半とが対照的。後半はジャズのテイストもあって、なかなか面白い曲だ。
最後はメインのハルサイ2台ピアノ版。2台ピアノ版のハルサイ、今まで実演で聴いたのは2002年Tove Lonskov & Rodolfo Llambias(全く記憶になし)、2004年中川賢一&小坂圭太??、2012年児玉桃&小曽根真、2014年酒井茜&マルタ・アルゲリッチ。これらの中では児玉桃&小曽根真が一番印象的だったが、今日のアリス&トリスターノはそれをも上回る勢いである。やはり、デュオが若いだけああってリズムの切れがいいし、音楽が勢いよく尖っていてアグレッシヴ!
アンコールは左側のピアノが撚れてしまったから(?)、というアリスの説明があって、右側のピアノで連弾、モーツァルトの静かな音楽で締めくくった。
それにしても、二人とも自ら譜めくりをしていたが、その恐ろしく速いこと…まさに神業!
