手塚幸紀指揮新日本フィルの「新・クラシックへの扉」2日目をすみだトリフォニーホールにて。
チャイコフスキー作曲 ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 op.23(Pf:田村響)
(アンコール)メンデルスゾーン:無言歌集~
チャイコフスキー作曲 交響曲第6番ロ短調『悲愴』 op.74
(アンコール)チャイコフスキー:エウゲニ・オネーギン~ポロネーズ

手塚幸紀氏の名前を久々に聞いたが、ステージに登場した姿は結構なお年を感じさせるものだった。記録を調べたが、なんと私は彼の指揮を実演で聴くのは初めてである。

前半は2007年ロン・ティボー国際コンクール優勝の田村響のソロ。登場して頭髪が真っ白なのにびっくり。よく見るとやや茶色、もちろん染めているのだろう。ていねいでスケールが大きく、テクニックは完璧だった。音はやや固め。

後半は悲愴、つい先日チェコ・フィルで聴いたばかりだ。チェコ・フィルの渋い手触りと異なり、新日本フィルの音は洗練されてスムースだ。手塚の指揮は前半同様極めてゆったりとしていて折り目正しいが、緩いという印象もある。以前どういう演奏をしていたのかを知らないから、年齢を重ねてこういう演奏になったのかわからないが。
チャイコフスキーのうねるような濃厚なロマンとセンティメンタリズムはやや後退していたように思う。
第2ヴァイオリンのトップに、都響の遠藤さんが客演。