準メルクル指揮NHK交響楽団、ダニエル・ミュラー=ショットのチェロ、国立音楽大学の合唱で
サン-サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調
(アンコール)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ラヴェル:ダフニスとクロエ(全曲)

をNHKホールにて。
昨日の夜から体調が悪く、腹痛と寒気がしていたこともあって、まず前半のチェロはほとんど仮眠状態。どういうわけか、今朝飲んだ市販のかぜ薬の効果が今頃出てきて眠くて仕方がない。そんなわけで、前半は評価不能。3階ではちょっと音が痩せて聞こえて、あまり正確なコメントはできない。

後半のラヴェルのダフクロ全曲。同じ全曲演奏でも、2011年にジョナサン・ノット/東響の恐ろしく精妙かつ繊細な演奏(この演奏がきっかけで、ノットは東響の次期監督に就任した)や、2012年カンブルラン/読響の七色の色彩感が感じられた演奏に比べると、やや乾燥して聞こえるのはやはりホールのせいもあろうか。N響はやはり巧いのだが、何かそれ以上、手応えを感じなかったのである(私の体調のせいもあろうが)。メルクルの指揮はやはりすっきりとしていて、あまりコクが感じられない。
問題は合唱で、ただアーアー言っている曲とは言え、前述の2公演における新国立劇場合唱団の精密さとは比べものにならないというのが正直なところ。どうも、声がすかすかなのだ。重鎮田中信昭氏が合唱指揮だったのだが、ちと残念である。
オケは16型、各パートのソロはとてもいい仕事をしていた。