日本人から見たザルツブルクの食事事情ですが…
大方の予想通り、ドイツ・オーストリア圏であるザルツブルクの食事は、日本人にはいまいち!
内陸なんで魚が少ないし、魚があっても大したことはありません。
基本的には肉。サラダ頼んでも、ど真ん中に揚げ物が乗っている。そこまでして肥りたいのか?しかもすべてが大味。しょっぱい。
で、何日もこういうものを食べていると、日本食が恋しくなる。日本料理「長野」という店があるが、経営は中国人らしい。昔行ったことがあるが、可もなく不可もなし。
そんな中、自分が止まっているホテルに帰る途中、別の和食屋を発見!
看板はこんな感じ。
非常に危険な感じなので、一番無難そうな「カレーライス」を注文。果たしてそのお味は…?
出てきて目を疑う。これは、カレーライスか?
ルーと白いご飯の組み合わせではない。黄色いチャーハン!
食べると、カレーチャーハンであることが判明。カレーライスとしてはインチキだが、味は悪くなかった。
というわけで、夜は友人を連れて来訪。店の人が、昼来た日本人が夜も来たということで、歓迎される。
夜はやめときゃいいのに、「刺身盛り合わせ」を注文。
盛り合わせのメインはサーモン。これは、普通のサーモン刺であり、美味。
しかし、その横に得体が知れぬ魚らしきものが…
まぐろと白身なのだが、まぐろの色はどぎついピンク。これって、ほんとにまぐろか?
白身にいたっては全く想像できない魚。
「マグロ」も白身も、とりあえず味はあるが、日本ではお目にかかれないものだ。
その他、餃子やら春巻きやら頼んだが、基本的に中華メニューはそれほどハズレなし。
帰りがけに「See you tomorrow」と言われたが、行かなかった。来年行くかも微妙。
ほんとこの街は味覚の砂漠だ。割と評判のよい”Pan e Vin”という高級店に昨年行ったが、ワインはうまいが料理は全然大したことない。
メンヒスベルクの丘の上の美術館に併設されている「M32」という高級レストランがあり、昨年その繊細な料理にかなり感動して「これはザルツブルクでは一番の料理だ!」と思ったのだが、今年行ったらごく普通の店になっていた。繊細なお味はヨーロッパの人には合わないのだろうか???