ちょっと前ですが、仕事でローマに行ってきました!
仕事です。が、観光名所はざっと回ることができました。
クラオタにとってローマといえば、まずレスピーギのローマ三部作(松、祭り、噴水)!
現に、ローマ滞在中、私の頭の中ではローマ三部作がずっと鳴り響いていました。
夏のローマのさんさんと降り注ぐ太陽を思わせるようなきらびやかなオーケストレーション、本当にすばらしいですね。先日、N響定期で松と祭りを聴いたばかりです。
ローマ三部作はローマの観光名所を音で描いたような曲で、「噴水」ではトレビの泉が描かれています。もっとも、曲は「真昼のトレビの泉」で、私が行ったのは夜でした(写真)。
そして、ローマは噴水とともに、至るところに松があるんですね。なんで松が曲になっているのか、わかりました。コロッセウムにも行きました。「祭」の1曲目「チルチェンセス」で、キリスト教徒をライオンに襲わせる残酷な祭りはここで行われたのか…
ローマにちなんだクラシックとしては、プッチーニの「トスカ」もありますね。このオペラは、ローマで24時間内におきた出来事が舞台になっています。第1幕の舞台は聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会、第2幕の舞台はファルネーゼ宮殿、そして第3幕の舞台はサンタンジェロ城(写真は屋上)。カヴァラドッシが「星は光りぬ」を歌い、トスカが城壁からテヴェレ川へ飛び降りた城です。
ローマ三部作は、1年前に出たパッパーノ指揮サンタ・チェチーリア国立アカデミー管の演奏が秀逸です。このオケ、昨年の来日公演で「松」を聴きましたが、抜群にうまいです。あとは、最近XRCDで見事に音質が改善されたトスカニーニ指揮NBC響の名演があります。XRCDで聴くと、NBC響が実に繊細なオケであることがわかります。