土曜日、オペラパレスのヴェルディ:椿姫に行ってきました。

椿姫、もう何度も観慣れたオペラですが、いまさらながらの(陳腐な)ストーリーでも、最近はたまに最後のシーンで泣ける演出&演奏があります。しかし、今回の椿姫に関しては、全く泣けませんでした。これは演出のせいなのか、それとも演奏のせいなのか。

いや、歌手陣主役3名(ヴィオレッタ:エレーナ・モシュク、アルフレード:ロベルト・サッカ、ジェルモン:ラード・アタネッリ)はまずまずの水準をキープしていました。サッカの声質自体はアルフレードに合っているとは思わないんですが。しかし、この日最高だったのは上岡敏之のドラマティックな指揮でしょう。オケピットの東京フィルが薄っぺらいのは今に始まったことではありませんが、この日は薄いながらもよく鳴っていて、かなりの好演でした。

その後、私は東京交響楽団を聴きに川崎へ瞬間移動。