皆さんこんにちは。武長のタケマサです。

 

 今日も熱中症アラートが発令されています。運動は基本的に中止となっていますね。私は空手をやっています。今日も道場で稽古があります。この暑さの中ではハードな運動はできませんから反復練習も数を減らして正確に行うようにしています。そして10分に1回は給水の時間をとります。子供たちの中には塩分キャンディーを持ってくる子もいます。まだまだ暑さが続きますが頑張って参りましょう!

 

 7月31日発表で日銀が政策金利を0.15%引き上げて0.25%となりました。今年1月に長期金利が緩和されたことに続く措置です。気になるのは住宅ローン金利です。長期金利は長期固定金利商品の金利に影響します。長期固定金利の代表格と言えばフラット35ですね。令和6年1月の最高金利が3.370%、最低金利が1.870%でした。長期金利緩和発表後の2月は最高金利が3.470%、最低金利が1.820%と変動しました。最高金利が0.1%上昇しましたが最低金利は0.05%下がりました。その後も上昇していくと思いきや、4月に向けて下がっていくといった推移となりましたがその後は徐々に上昇しています。

 

 さて、今回の政策金利は短期金利とも呼ばれ、住宅ローンで言うところの変動金利に影響すると言われます。今回0.15%の上昇がどのくらい実際の金利に影響するかが気になるところですね。今のところ報道されるような変化はないようですが、金融機関の調達金利が上がるわけですから全く無関係とはいかないと思われます。では0.15%上昇するのかというと、上昇する場合にはそれ以上と思われます。金利水準を調達金利+インフレ率+金融機関の利益+経費と考えると0.3%以上の影響があるのではないでしょうか。10月にはさらに上昇するとの推測もあり注意してアンテナを張っておきたいところです。

 

 以前はマイホームを検討し計画を立てる際はローン金利が重要なピースでした。でも今は物価上昇も考えなくてはいけません。建築物価はここ数年驚くほど上昇しています。かつてのローコスト住宅メーカーはすっかり影をひそめてしまっていると言っても過言ではありません。ローコストメーカーはかつて坪29.8万円などの低価格を売りにかなり流行りました。いまでも名だたるメーカーが低価格高品質を目指し努力をしています。現在の物価からすると充分にローコストなんですが、ベースの物価が上がってしまっているので安く見えないんですね。マイホーム計画において検討する材料は増えていると言えます。

 

 政策金利が上がった→住宅ローン金利上昇!という流れには違いありませんが、近々にということは無いように思えます。現在、金融機関の主力商品は住宅ローンと言えます。顧客争奪戦という状態が続いています。金利を簡単に上げられないという状態であることは間違いありません。不用意に金利を挙げてしまうと既得客である住宅ローン返済中の顧客が他の金融機関に借り換えをされてしまうかもしれません。新規の募集への影響のみではないのです。現在、慎重に様子を見ているといった状況でしょうか。都市銀行系が動き、地方銀行がこれを負うかたちになると思われます。

 

 ではどうすれば良いのか…。以前から資金計画のテーマでお話をする際に何度か申し上げましたが「慌てず急いで」が可能な方は早めに資金計画から始めて下さい。できればフラット35に2%以下の商品がある内に行動できればと考えています。借りてもいい金額、返しても大丈夫な金額、するべき貯蓄金額、使いつくしていいお金。住宅ローンを返済しながらでも我慢しない、頑張らない、あきらめないで趣味や遊びを楽しみ、家族で幸せに暮らしていく計画を立てましょう。そんなお話と計画のお手伝いをしています。かつてバブルと言われた時代、住宅ローンの変動金利は10%台でした。国の住宅融資制度の住宅金融公庫の基準金利は5.5%でした。現在の変動金利0.5%がいかに超低金利なのかを自覚する必要もあると思われます。「それなら今から」と思われた皆さん。お話しましょう。いつでもお待ちしています。

 

 今回も長文になってしまいました。お付き合いありがとございます。いつ終わるかと言われ続けた超低金利時代。ずいぶん長く続きました。100円ショップなどの誕生で物は安いという時代が長かった分、昨今の物価上昇はより厳しく、激しく感じられます。住宅ローンにもそんな時代が来るのかも知れません。情報に敏感でありたい時期です。では次回もよろしくお願いします。

 

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