旧型電気機関車の中で迫力も人一倍のカマであるEF57形式。ゴナナとも言われるその形式は国鉄以前の鉄道省が東海道線にて優等列車牽引目的に企画したカマだとか。戦争時に開発・製造され本来はEF56形式の13番目のカマとしてデビューの予定でしたが、主電動機を出力増強型の「MT38」に変更したゆえ形式が後続機になったようです。
外観的には運転席前面に飛び出たパンタ台は迫力満点のいかにも強力仕様になったような。以後は有名なゴハチと言われる流線形のボディにも変わるワケですが、ゴナナまでは茶色の箱型のデッキ付き車体を堅持していました。一見すると大井川鐡道で活躍しているカマたちと同じようにも見えますが、2C+2Cの台車配置はボディとデッキとで車体長は20メートルに迫る長さで、モンスターぶりは電車1両分にも相当しますね。なお重量は約110トンと戦車を軽く超える超ヘビー級。
同僚のカマは全部で15機あったようですが、残念ながら7号機を残して全て解体済み。残された7号機は栃木県は宇都宮東公園内で屋根付きの車庫にて静態保存されて、かつての面影を伝えています。そんな武骨さを感じさせる最後のモンスター級旧型電気機関車からです。
※撮影は全てナカジさんです。









