久しぶりにSL保存機からになります。今回はお馴染みのナカジさん撮影からになりますが、取り上げた保存機は意表のC60形式の1号機。夏本番の暑さもこりごりですが、撮影の日は雨に煙る緑がひっそりとした涼しげな仙台市内の公園の中でした。このC60形式のSLはC59形式からの改造機で、時代に翻弄されたSLのひとつなのかもしれません。お馴染みの「機関車表」での経緯からになります。
 
 戦時中は1942年に日立笠戸工場にてC59 27号機で誕生。大阪局は姫路に配置で山陽道を駆けていたようです。山陽道の電化の延伸にて余剰になったC59は改造でC60形式になるワケですが、こちらは53年に浜松工場にて施工。尾久に配属、翌年に盛岡、以後青森、盛岡を転戦し、68年に廃車。先の仙台市青青葉区の西公園にて保存です。
 
 戦時中に誕生から戦後の復興を駆け抜けたSLは動力近代化の時代背景もあって職場が電化され、非電化路線を転戦した・・・いかにも良くありそうなストーリーでもあります。その際、C59形式の巨体はローカル線の入線が軸重の関係で厳しいおり、従台車を1軸から2軸に改造、軸重軽減を図った産物で新たな形式の登場でもありました。因みに先軸、動輪、従軸の配置形式ではパシフイックからハドソンと呼ばれる配置にもなった次第です。
 
 改造での誕生のC60形式が現存しているのはこの1号機のみで、山陽道から東北道を駆けた生き証人でもあるワケですね。そんなC60 1号機からです。
 
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ひっそりとした中たたずむC60は絵画のような画風!?
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ヘビー級の動輪。
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キャブの下、従台車が2軸になったC60形式。
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テンダー上のライトは消失!?
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こちらもシュールな画風ですね。
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移転して保存の案もあるようです。