久しぶりに保存車からです。渥美半島にある「サンテパルクたはら」にて保存されている2両のうち、まずは奇怪な外観を持つデワ11。豊橋鉄道にて最後の仕事に従事でしたが、経緯は豊鉄の前身でもある渥美電気鉄道開業時100形電車として1923年は大正12年製造の木造2軸単車。余談ながら放映中の某国営放送の朝ドラの時代設定くらいにリンクでしょうか?(笑)当時の軽機関車はこんなゲテ電で客車をけん引だったようです。
 
 現在は屋根にパンタグラフですが、デビュー時はポール集電。台車も2軸単車でまんま市電のような感じですが、パンタに改造も1950年代らしいのでこの車体ではポール仕様がお似合かも。そしてパンタも良く見れば1枚シューです。目にいくのは箱形の黒塗りの車体。デワならぬ私有貨車ワム以前の木造貨車のようですが、前後の運転台につけられた“おへそライト”もいい“味”を出していますね。
 
 こちら保存車は車内にも入る事ができ、入れば予想外したガランとした車内にシンプルな運転台。立ち姿勢での運転も市電と同じような!?今で言えば線路との粘着を図る為、死重を車内に置くとか何か有りそうですが、木造車体でそれは端から無理かもしれませんね。
 
 そして大きなハンドルは手動ブレーキでしょうか?今の安全基準では到底本線走行はNG。やはり豊鉄時代も同じで貨車の入替や貨物輸送無き後は高師の車庫での車両入替等に活躍だったようです。そんな極めてレトロながら貴重な資料でもある豊鉄デワ11からです。
 
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四方から見てもゲテ度満点の存在感である「デワ11」。ワイパーが無い!?
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ソリのような台車。けん引力はどれほどだったのでしょうか?
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低く構えた「おへそライト」とテールライトはアンティークないい雰囲気です。
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パンタも良く見れば1枚シュー。
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外観から台車、おへそライト等、タイムスリップした存在感がありますね。
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簡素な運転台は機関車とは思えないような!?
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市電のような制御装置。速度はMAX、如何ほどだったのでしょうか!?
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こちらは手動ブレーキ!?床近くに歯車で回転分を固定される仕組!?
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これまたシンプルにまとめられたスイッチ類。
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背面のスイッチは警笛!?カーブを描く屋根の内張りも木製。模型のような!?
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ガランとした車内は多少の荷物は積めますね。床の扉はモーター点検用!?
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がっちりと握手した連結器。これは違和感無しかな。解放テコは連結器の下!?
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パンタグラフも中央から外れた場所にありますね。