少し前になりますが、西浜松の保留線で休憩中のEF200-901号機をプチ観察してみました。言わずと知れた・・EF200は1990年に登場の最強モンスター直流電気機関車ですね。能力に見合ったフルパワーでの走行は“禁じ手”にされるほど・・持てる力が“仇”になり悲劇の機関車でもありますが、その“秘めたる力”に引きつけられる魅力があるようです。
 
 国鉄からJRに移行してお初の機関車は僅か21両で製造打ち切り。以後「桃」の台頭になるワケですが、開発当時は国鉄から多くの機関車継承もありましたが、いわゆる好景気の中、より強力な機関車の製造要求がありました。今話題のアベノミクスにも被る思いですが・・当時からその後の景気の読み違いから生じた“狂い”を未だに修正されていないのもなんとも“やり切れなさ”がありますね。勿論、開発当初から課題も多く、電力供給の地上設備の改修もJR各社が難色を示すなど、たった1機種の機関車の存在で生じるパワーがこうも問題になる!?・・裏を返せば・・・それだけ類稀なモンスター的な存在の機関車もそうそうありませんね。
 
 パワーだけでなく意欲的な色々な新機構をてんこ盛りにして開発されたEF200は、見事に「ローレル賞受賞車」でもあります。その先行試作機である901号機は量産タイプとも異なる・・外観もオンリー・ワンでさらに魅力の持ち主でもあるようです。一例では屋根上に搭載された大きなインバーター機器、今では家電でも巾を効かせる“インバータ”は当時、試行錯誤の末、電気機関車での採用は量産タイプに至り機器の小型化で一回り小さくなっています。個人的には秘めたる力の象徴のような大きな屋上機器は重量感満載で好みですが・・重心のヘビートップかな!?オマケに運転台上の屋根も僅かながら傾きをもたせ、更に機器の強調の様でしょうか?
 
 良く見れば・・機関車の“命”である足回りは台車も異なるようです。プレス車輪も力強い!車体では片側の明かり窓周りに取り付けられたハニカム風のネットもモンスター機関車に合っているような!?総じて外観はパワー信者からすれば比較的おとなしい!?直線的な造りで、どことなくイメージにある・・・アメリカの荒野を行くパワー崇拝とは異なり日本の“お家芸”を秘めた必要最低限のコンパクトさを追求した造りですね。今仕様の色分けもJR貨物に準じたシンプルな感じです。されど左右非対称の外観はどちらかというとヨーロッパ調を意識した機関車の外観でもあるような!?そんな和洋折衷!?のEF200ー901号機をプチ観察からです。
 
イメージ 1
イメージ 2