広島の市電と言うと・・・外国の街並みを行くがごとくの長々した今風の連接車があれば片や全国からかき集められたような・・・モーター音を上げて走る単行のオールドタイプの市電等、見てても音を聞いてもバラエティが豊かですね。その中で個人的に毎回気になる車両が、レトロなバス窓タイプ風の・・それでいて迫力ある3連接車体を有する3000形です。
ルーツを紐解けば・・・元西鉄の市電で、なんと1950年代には北九州や福岡で活躍していた・・・2連・3連の1000形だとか。このあり得ないような車歴は半世紀をゆうに超える老兵でもあるのですが、広電に譲渡後にはさらに改造され、全車3連接車化、運転席近く以外のドアを引き戸化し、おでこにはカエルの目のような・・・ヘッドライトの2灯を追加設置、さらに屋上にはパンタやぐら2基の間に冷房装置を所狭しに搭載とヘビーな井出達と相成って、第2の職場が既にホンチャンを上回る現役生活と言うのも凄い幸運の持ち主でもあったようです。余談ながらベース車の違いによって側面の窓割りが異なるようですから・・・違いを捜してみてもまた楽しいのかもしれません。
さすがに今風ではいわゆる・・ラッピング仕様もあるようですが、この老兵に相応しいカラーリングは広電に来てからのベージュに濃桃色ライン・・・どこかレトロさをも感じさせるシンプルな配色で・・見方を変えればヘビー級な外観もオリジナルな中間色で和らいでいるような!?が車体には良く似合っているようです。そして・・現代にタイムスリップしてきたような現役の3000形は今日も広島市内を車体をくねらせ行き来している事でしょうね。そんなユーモラスな3000形をプチ紹介です。




