今日はこんなニュースが。
http://www.yakuji.co.jp/entry7550.html
【日本ケミファ】ランバクシーとの業務提携見直しへ
日本ケミファの山口一城社長は29日、都内で開いた記者懇談会で、第一三共に買収されたインド大手ジェネリックメーカーのランバクシーとの提携関係について、「合弁の日本薬品工業が(業務提携から)5年間で4品目の半製品しか日本市場に投入できておらず、当初考えていた最終製品を供給できなかった」と成果に疑問を表明。「今後どうなるか断定的なことは言えない」としながらも、「提携の成果を総括し、それを踏まえて日本薬品工業をどう位置づけるかを考えていかないといけない」と述べ、ランバクシーとの業務提携の見直しを示唆した。
日本ケミファとランバクシーは、2002年に包括的業務提携に合意。合弁会社の日本薬品工業を通じて、ランバクシーのジェネリック医薬品の販売を進めてきたが、6月に第一三共がランバクシーを買収したことで、日本ケミファとの提携関係の行方が注目されていた。
山口氏は、第一三共のランバクシー買収に関して、「日本のジェネリック全体にとっては良いことではないか」とした上で、日本ケミファとランバクシーの関係については、「日本薬品工業を通じて4品目を日本市場に投入したが、最終製品ではなく半製品の輸入にとどまっており、業務提携の成果を総括しなければいけないと考えていた」との認識を明らかにした。その上で、「最終製品を日本市場に投入できるところまで持っていきたかった。そこまでしなければ提携した意味がない」と述べ、業務提携の成果に疑問を呈した。
さらに、最重点課題に位置づけるジェネリック医薬品事業に関して、山口氏は「政府が示したアクションプランのハードルが上がってきており、品目供給能力の向上がポイントになる」と指摘。「ジェネリック医薬品の自社開発体制を整えているが、グループ単独で全てを担うことはできないので、いい相手があれば提携を考えていく必要がある」と述べ、新たな業務提携の可能性を示唆した。
6月12日の記者会見で、ランバクシーのシンCEOは「合弁会社は好調に推移しており、今後も提携関係を尊重していく」との考えを明らかにしていたが、日本ケミファ側の成果の判断次第では、ランバクシーとの提携関係見直しに発展する事態も考えられる。
てっきり第一三共に日本ケミファも買収or提携となるかと思っていたけれど、
どうやら自らの足で進んでいくようですね。
ただ第一三共や田辺三菱が本腰を入れてジェネリックに参戦する以上、
淘汰は当然起こるものと考えられます。
この際ケミファも第一三共と組んだら、と考えていたんですけどね。
今日はこのニュースよりもこっちのニュースの方が衝撃がでかかった。
http://scienceportal.jp/news/daily/0807/0807311.html
【 2008年7月31日 スギ花粉症ワクチンの臨床試験前研究開始 】
スギ花粉症ワクチンの実現に向けて大きく前進する橋渡し研究を、理化学研究所がスタートさせた。この研究は臨床試験までを見据えたもので、まず厚生労働省が定める患者への投与基準を満たしたワクチンの製造・毒性試験を開始する。
アレルギー疾患に対しては、体内に特定のアレルギー物質(抗原)を低濃度から高濃度へ少しずつ投与する減感作療法というのが古くから知られている。しかし、スギ花粉症は、天然スギ花粉から抽出した標準エキスが、スギ花粉抗原と反応してアナフィラキシーショックと呼ばれる障害を起こす恐れが高いことから、この減感作療法も使えない。
理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター(谷口克センター長)の石井保之ワクチンデザイン研究チームリーダーらが独自に開発したスギ花粉症ワクチンは、2種類のスギ花粉主要抗原を遺伝子工学的手法で合成したものを用いており、既に動物実験で顕著な効果が確かめられている。さらにアナフィラキシーショックの危険性も少ないことから、根本的な治療薬としての期待が高まっている。
薬品として認可されるまでには臨床試験という大きな関門が控えているが、理化学研究所の橋渡し研究は、これまでの研究成果を臨床試験につなぐ役割をもつ。具体的には、今後、医薬品や医薬部外品の製造管理と品質管理の基準を満たすワクチンの製造を行い、毒性試験などの橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)非臨床研究を終了させる。さらに秋田大学など7大学や相模原病院などと構成するアレルギー臨床ネットワークを介して、患者を対象とした橋渡し研究臨床研究に進む計画だ。
根本治療薬がなく対症療法しかないアレルギー疾患は、日本ではこの50年間で患者が10倍増えたと言われている。国民の20-30%が悩まされていると言われる花粉症の中で最も多いのがスギ花粉症で、国民の13-16%が罹患しているとされている。
俺自身花粉症で悩む人間の一人なので期待してますよ。
ってそこも重要ですが、臨床試験に理研が絡むんでしょうかね?
もちろん上手く行ったら導出になるんでしょうけど。
この辺も気になるところです。