あらまびっくり。
2ヶ月前に、隣町の入間市で、
体長2mほどのツキノワグマが目撃されたそうで、
地元の警察署に注意勧告が出ていました。
最近は猟師の人手不足や土地開発で、
動物と人間の境界線があやふやになってきてる、っていう話は、
よく聞きますね。
登山や、自転車やバイクで林道を走ったり、山菜を採ったり、
自然に触れ合う人って結構多いと思うんですよね。
そこで、野生動物に遭遇しないようにと、
アウトドアショップなんかでは、
熊除けの鈴や、ホイッスルが売られてたりします。
そんで、あれ?ホイッスルって作れそうじゃね?
って思ったのが10月下旬の事で、
ライフルの薬莢を使用して、色々試行錯誤して作ってみたので、
適度に程ほどに大雑把に書いていきたいと思います。
笛の本体になる、ライフル銃の薬莢です。
グラインダーなり、ルーターなりで、狭まってる部分を切断します。
ケツ穴拡張します。サイズは2.6mmにしました。
ホームセンターで買った、ヒートンと、ナットです。
ナットの2.6mmのバラ売りが無かったので、小ネジとのセットで買いました。
ヒートンと、ナットのネジ山の幅は違うので、
スムーズに入りませんので、
タップでねじ切りする要素で、力ずくで新しいねじ山を切っていきます。
ヒートンがナットにスムーズに入るようになってきたら、
薬莢の内側にナットを入れ、外側からヒートンをねじ込みます。
完全に締るまで回します。
お次に(歌口)と呼ばれる、空気の通り道を作ります。
ルーターで削っていきます。
息の吹き込み口に入れるパーツを作っていきます、
写真で使用しているのは、直径10mmのアルミ棒です。
ここの素材は、木材やアクリル棒などで試してみました。
それぞれの感想を言うと。
木材=加工が楽で、値段も安いが、
湿気に弱そうなイメージがあり耐久性にやや不安。
アクリル棒=加工が楽だが、値段が高い。
木材と違い水にも強いが、見た目が安っぽい。
アルミ棒=加工が面倒だが耐久性があるし、
完成したときの見た目がお洒落だと思う。
結論。
大量に作ったりするならアクリル棒が良さそうだけど、
趣味程度なので、アルミ棒を選択しました。
アルミ棒を削り、半円型にします、
歌口と、この半円型の出来上がりによって、
音が出るか、出ないか、
大きな音か、かすれる音か、
高い音か、低い音か・・・が分かれます。数ミリ単位で大きく変わっていきます。
アルミ棒のパーツを吹き込み口にセメダインで接着してみました。
熊除け目的で使うとなると、屋外での使用がメインになるので、
耐水性に富んでいる事がまず、重要なポイントになりました。
更にショックに強いのも重要です。
イザ使おうと思ってても壊れてたら意味がないですからね。
って・・・考えたら、
セメダインじゃ、少し物足りない気がしてきた。
そして私は見つけてしまった、
ヤバイ接着剤を。
(JB WELD)
エポキシ系の接着剤です。
名前にWELD(溶接の意)が入ってる時点で、期待大だ。
コイツの何が凄いって?
耐熱 : 300度まで対応
抗張力 : 1平方㎝の接着で300kgの張力に耐える。
他にも色々ありますが、
まぁ、一言で言うと、すげー接着剤!!
ホームセンターには売ってなかったので、アマゾンで購入しました。
値段は1300円でした。
セメダインはヒートンをはめたケツ穴から、
空気が抜けるのを防ぐように使用しました。
ボンドも使用してみたのですが、温水に弱く、
40度の水に浸してたらすぐにふやけて剥がれてしまいました。
そんなこんな完成したのがこちら。
音に関しては、無風で無音の状態なら100m以上は聞こえると思います。
熊除けをメインに使うなら問題ない出来栄えだと思ってます。
余談だけど、使わなくなったジーパンのポケットを切り取って、
小物入れにしました。ヤスリとか入れとくのに良い感じです。
さて、お次の話題。
鹿の顔と蹄付近の皮を手に入れる機会があったので、
防腐加工(なめし)をやってみることにしました。
剥いだばかりの皮なので、肉とかがついています。
ナイフを使用して肉片を落としていきます。
なめしに使用するのは、
(ミョウバン)と(塩)
皮なめしの歴史を調べていくと、
昔の人は、タンニンを植物から抽出して行っていたり。
動物の脳みそを使用したり、
wikipedia大先生によると、
大昔には唾液を使って、なめしたりしていたとの情報もあった。
ミョウバンと塩を入れた水に毛皮を浸します。
初めてなので、分量とかは他のブログの人を参考にしました。
焼きミョウバンを使用しましたが、
生ミョウバンに戻してから使う人もいたり、
方法はさまざまあるんだなと思いました。
1日1回、なめしの液を混ぜて、6日後に取り出して乾燥させてみました。
毛皮はパリパリになり、防腐もしっかりと出来ていました。
大きな皮をなめす時には、乾燥させる際に、端っこが丸まってしまうので、
釘で固定したり、ロープで常に張った状態にするのが良いそうです。
パリパリになった革を揉んだりしながら柔らかくしていきます。
これが終わってようやく、売られているような状態の革になりました。
俺は猟師じゃないし、田舎に住んでるわけでもないから、
生の皮を手にして、それをなめしてみる、なんて事が出来たのは、
とてもラッキーな出来事だったと思います。
色んなことを経験して、いろんな知識を培っていく。
これがこんなにも面白いとは。
ますます、色んなことに挑戦したくなりました。
ではでは次回へ続く。
有意義な毎日に乾杯!!