妻の死去
それは私達家族にとって心の支えを失うのと同等、家族を失う辛さは何とも言い難い
病院で死亡確認をして頂いた後、霊安室に移動する前に妻の体を奇麗にして頂く時間があった
あまりにも唐突な出来事に現実逃避しながらも、待ち時間の間に同僚から紹介して頂いていた葬儀場へ連絡し、まずは妻を何時にお迎えして頂くか打合せをする
それが済むと親兄弟、妻の親友等へ連絡を行う
義兄に病院まで来てもらって、子供達を自宅へ送ってもらい葬儀場の空き具合で妻を自宅へ安置する必要があるので、残っていた片付けをお願いした
近い内にこうなる事はわかっていたけど、明日は心配してくれていた皆さんが面会に来る予定だったのに
妻自身が弱っている自分の姿を家族以外には見せたくなかったのかもしれない
体を奇麗にしてもらい、薄い化粧をしてベッドに横になっている妻は寝ているようで本当に現実かと思うほど
奇麗な霊安室に通され、妻と2人きりになった
頭を撫で手を握り、顔をじっと眺めて「早すぎるよ」と声を掛けた
結婚して18年、大きな喧嘩もなく仲良くしてきた私達、まだこれから楽しく過ごせる時間があったはず、割り切れるはずがない
幸い葬儀場の空きがあり、自宅ではなく葬儀場の別館に安置して頂けるようになった義兄に連絡して別館へ来るようお願いする
そこで通夜と葬儀の打合せ、週末という関係で、この日夕方から通夜で翌日葬儀
生前妻が親しくしていた友人と知人の代表にお願いし、なるべく沢山の人にお知らせしてもらう運びとなった
私達家族は連絡や準備に追われて妻の事を悲しんでいる時間がなかったが
逆にそれが一時的に良かったのかもしれない