健全な人には、
何かパートナーと揉めた際の解決策として、
「暴力」という選択肢はありません。
「暴力はしない」
という選択肢のように、
「暴力という選択肢はあるけども我慢する」
ということではなく、
そもそも「暴力」という選択肢がないのです。
相手にムッとしたりイライラしたりしても決して「暴力をしよう」とはならないのです。
そもそも頭に浮かばないということです。
このことについてたまにお客様に驚かれることがありますが、
驚く方の大部分は、
両親が頻繁に暴力を絡めてケンカをしていた、
とか、
両親から暴力(虐待)を受けていた、
のように、
身近に暴力が存在していたり、
既に暴力の被害があった、
という方です。
このような環境で育つと、何か問題を解決する際に「暴力」が選択肢に入ることが自然になります。
そのため、「暴力」が自然に存在していた環境で育った方は、
パートナーとケンカをした時のことを私大村に話す時に、
「(本当は私に暴力をしたいのだろうけど)暴力を我慢してくれています」
「(暴力を我慢してくれているので)優しい人なんです」
などとおっしゃることがあります。
それを聞いて私はゾッとするわけです。
「暴力はあるもの」という前提の発言だからです。
被害者体質だということです。
つまり、暴力をされても「逃げないといけないくらいヤバイ」という考えになかなか及ばないということです。
健全な人であればとっくに逃げ出しているはずの場合でも、
「まだまだこの程度は暴力のうちに入らない」
などと思っている始末です。
「別れて他の人と一緒になってもおまえはどうせそいつにも殴られるよ」
と言って支配する人がいますが、
このような人はそんな脅しの言葉についても真に受けてしまいがちです。
「他の人と一緒になっても同じだからおれの所にいろ」
ということですが、
こんな言葉に巧みに騙され、離れないでそのまま一緒にいてしまいます。
この加害者は「自分が暴力をするから他の人も暴力をするだろう」と思って言っているわけですが、
他の人は暴力はしないですから、こんな言葉に騙されてはいけません。
もちろん他の人も暴力をする人である可能性はありますが、暴力をしない人の方が圧倒的に多いです。
わざわざ暴力をする人のそばにいつまでも居るのではなく、ぜひ健全な人の所に行ってください。
暴力はあるという前提をまず見直しましょう。
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