相手の考えていることがわかる、それって本当? | 共依存克服・夫婦問題カウンセラー大村祐輔 takeheartのブログ

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夫婦問題の裏には「共依存」が隠れている!?
カウンセラーとして当たり前の「丁寧」「誠実」を大切に
診断・分析で終わらせない、その先を見据えて

あなたの思う「優しさ」は自分の気持ちの押し付けになっていませんか?

 

先回りしてやってあげることは「優しさ」ではありませんよ。

 

 

「共依存」の人は親も「共依存」の人が多く、

 

何でも先回りして「過保護」「過干渉」で育てられた人が多いです。

 

そういった性質は受け継がれるので、

 

自分の子どもだけでなくその他の人間関係においてもそういう接し方をしてしまいます。

 

 

まして夫婦ともなるとパートナーは大人なので、

 

子どもとはまた違った受け止められ方をします。

 

親子の問題とは異なる種類の問題が発生します。

 

 

表題の件ですが、

 

自分は「共依存」なのかもしれない、とご相談いただいた方に、

 

なぜ先回りしてしまうのかと問うと、

 

「相手の考えていることがわかるから、つい喜んでもらうために先回りして親切でやってしまうんです。」

 

という返事がきます。

 

迷いなくすんなり答えられます。

 

 

そこでいつも疑問に思うのですが、

 

相手の考えていることがわかると言いますが、

 

それを相手に確かめたことってあるんですか?

 

ということです。

 

実は間違っているかもしれませんよ。

 

少なくとも100%はありえないですよね。

 

あなたが勝手に相手の気持ちを決めつけてしまっている可能性も大いにあるわけです。

 

全然相手は望んでいないことかもしれません。

 

望んでいなければ、相手には当然感謝の気持ちが生まれません。

 

相手の「ありがとう。」は本当のありがとうでしょうか?

 

むしろ「感謝してね。」と気持ちを押し付けコントロールされていると感じてしまいます。

 

 

先回りしてやることには、

 

多くの場合「見返り」を期待する気持ちがどうしても入っています。

 

感謝がなければあなたは不満に思うでしょう。

 

また無意識のうちに、

 

先回りすることで、

 

自分はこれこれしたんだからあなたもこれこれしてね、

 

という無言の圧力が生まれます。

 

 

あなたのことは何でも知っている(本当は100%知っているわけではないのに

 

ということが相手に伝わります。

 

依存心のない健全な人であれば窮屈に感じますし、

 

全部わかったような言い方しやがって、といった反発心も生まれます。

 

 

もしも相手が依存的な人であれば、

 

あなたは「何でもやってくれる人」になってしまいます。

 

 

どこまでが健全な援助・世話であり、

 

どこまでが共依存的なものなのか、

 

その境界線をどこにひくのか、

 

それを見つけていくことが私たちカウンセラーの役目となります。

 

 

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