はじめにことわっておきますが、
境界性パーソナリティ障害の人を否定するつもりはまったくありません。
そうならざるを得なかった理由が必ずあるからです。
好きでなったわけではないからです。
そして、私はどちらかと言えば、
境界性パーソナリティ障害よりも「共依存」の方が克服しやすいと考えているので、
以下のような文章が続くと考えてください。
境界性パーソナリティ障害(以下、BPD)と共依存は切り離せない問題です。
事実、BPDの人のパートナーは共依存の特徴を持つ人(人を助けることで存在意義を感じる人)が多いです。
BPDの人がそういう人を無意識で求めているからという理由もあります。
Win-Winの関係ということですね。
ただし、Win-Winの関係というのは最初だけで、いずれ破綻します。
この関係においては、
BPDがパートナーを捨てるという結末が圧倒的に多いです。
BPDの人は少しでも寂しい思いを感じると、容赦なくパートナーを捨てます。
事実、BPDの人は浮気(不倫)が多いです。
「捨てる」というよりは、そうせざるを得ないという感覚に近いようです。
自分を満たすための供給源がないというのは、酸素がない状態に近い状態だからです。
BPDの人は、最初は満たされても、すぐに早い段階でパートナーからの優しさに慣れてしまいやすいです。
その上、要求も段々とエスカレートしていきます。
パートナーがその要求に応えられないところまできた時、他の人に意識がいくようになります。
そういう流れであることが多いです。
いくら共依存的な人(人を助けることで存在意義を感じる人)でも、
いくら喜んでもらえるためならどんなことでも「良いよ」と言うような人でも、
パートナーの浮気(不倫)までは望んでいないでしょう。
以下、被害者に向けてですが、
あなたはBPDの人のパートナーになれるような人ですから、おそらくきっと寂しい思いをさせないようによく頑張ってきたのだと思います。
目の前で自殺未遂をされたり、いろいろな場面で振り回されながらもよく頑張ってきたのだと思います。
そのがんばりはきっとBPD以外の人になら報われるはずです。
あなたの優しさを当たり前と思わず、要求もエスカレートすることのない人であればうまくいっていたかもしれません。
どうか自分を責めないでいただきたいと思います。
実際、BPDのパートナーを持つお客様は優しい方が多いので、以下のような質問を受けます。
自分のせいでパートナーのBPDが治らないのですか?
自分のせいでBPDを悪化させてしまっているのでしょうか?
自分を必要以上に責めてしまうんですね。
あなたのせいかどうかはお話をお聞きしないとわかりません。
相手がBPDでなかったら、もしかしたらうまくいっていたかもしれません。
必要以上に自分を責めたり、間違った反省をする前に、ぜひご相談ください。
二度と同じことを繰り返さないように、何が良くなかったのか、何が良くなかったわけではなかったのか、一緒に確認していきましょう。
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