天職にたどり着ける人とたどり着けない人の違いは、



たどり着きたいと思っているかどうかです。



それ以前に天職が存在していると思っていることと、



天職にたどり着くことが自分には可能だと思っている必要があります。



そんなのあたりまえじゃんと思える人はいいのですが、



天職なんて自分にはたどり着けないと思っている人が多くいます。



仕事なんて楽しくないのが当たり前。



辛くて苦しいのが仕事。



いかに金曜まで耐えるかというのが仕事。



そう考えている人も多いです。



楽しく仕事して給料をもらってはいけないと考えている人も多くいます。



仕事は懲罰ではありません。



皆さんは収監されているわけではないと思いますから。



(収監されている人がこれを読んでいたらごめんなさい)



富裕層の人やテレビ番組で明るく話している芸能人、



人気ユーチューバー、



インフルエンサー……、



快楽をむさぼり気ままに遊び暮らしているように見えても、



悩みや不安が全くない人はいません。



お金をたくさん稼ぐとかなりの問題がお金で解決できると分かり、



悩みが減るのは事実です。



日本マクドナルドの創業者藤田田(ふじたでん)が生前、



“お金があると99%の悩みは解決するが残りの1%はお金があっても解決しない”



というようなことを言っていました。



毎日ひとつ何らかの問題が起こるとすると富裕層でも、



3か月に一度ぐらいは頭を抱えるようないかんともしがたい問題にぶち当たるというわけです。



しかし特に問題なくずっと逸楽の人生を歩いているように見える人もいます。



こういう人は他人に自分の悩みがバレないようにひたすら隠しているのでしょうか?



もちろん違います。



こういう人たちは問題を解決するための方程式を必ず持ち合わせています。



ボーイスカウトの創設者ベーデンパウエルは人生の乗り上げやすい暗礁として

 

 

 

酒、



馬(ギャンブル)、



女(異性)、



カッコウ(人を騙す人)、



無宗教(カルト宗教)の5つをあげています。



富裕層でも貧困層でも問題の発生源はある程度決まっていて、



方程式が無数に必要というわけではありません。



あなたの周りにもよく風邪をひく人と引かない人がいると思います。



生まれつきの体質というのもありますが、



風邪をひかない人はひかない行動をしています。



睡眠をたくさんとるとかハチミツ・黒糖を多くとるとか、



適度な運動をする、



趣味の時間を作るなどです。



つまり“免疫力を上げる行動=風邪ひかない”これが方程式です。



仕事の選択でもお金の稼ぎ方でも、



コミュニケーションのとり方でも、



世の中にはたくさんの方程式があります。



自分で経験してゼロから作る場合もありますが、



たいていは人から教わるか本など他人の経験が書かれたものから得ます。



職業選択の場合、



いろいろ情報を集め徐々に天職に近づいていくわけですが、



天職にたどり着く少し前で『これ以上何もない』と感じる壁にぶつかります。



壁が人の場合もあります。



ここでやめると天職にたどり着くことは出来ず、



天職なんてものは自分にはないと考えるようになります。



ここでやめずにさらに情報を集めると大きな情報の塊(ゲシュタルト)ができます。



そして新しい行動が加わると、



壁は壁ではなく超えることができるハードルと分かり、



その先の道が見えます。



エピファニー(epiphany)とかお告げ、



啓示・天啓などといわれるものです。



こういう“ある日いきなり分かる”という話をすると、



スピリチュアルですか?



と思う人もいるようですが、



これはスピリチュアルではありません。



人に備わっている認知機能です。



人間は誰でもコンフォートゾーン(自分が快適だと思うゾーン)があり、



何もしなければコンフォートゾーンの外側に出ようとはしません。



よく買うブランドとかなじみの店、



決まった電車の決まった席に座る、



食事でおかずを食べる順番、



通勤通学の道順、



自分の部屋の物の配置、



聞く音楽、



本のジャンル、



普段の行動範囲など、



ありとあらゆる選択・行動にあります。



このコンフォートゾーン(自分が快適だと思うゾーン)の外に出ると、



大きな刺激をたくさん受けることになります。



通常は少しでも外に出るとこの刺激が不快に感じ、



すぐにコンフォートゾーンに戻ってしまいます。



理論的にここまでがコンフォートゾーンと考えているわけではなく、



無意識で“なんか嫌だな”とか、



“不快だな”と感じて自然に戻ってしまうのです。



論理的な人は不可能だと思える理由が自然と浮かんできて、



コンフォートゾーン(自分が快適だと思うゾーン)の外に出るのはやめておこう!



となるのです。



ダイヤモンドは自然界で最も固い物だから壊す方法はないと思っていた人も、



ダイヤモンドには劈開という割れる方向があるので、



鉄のタガネでたたいても割れるということを知ると、



簡単に壊れそうだ!



というイメージができます。



イメージができると『これ以上何もない』と感じる壁が、



ハードルと分かり行動に移せるのです。



コンフォートゾーン(自分が快適だと思うゾーン)の外に出るという行動を繰り返すと、



その場所までコンフォートゾーンが広がり同時に方程式が出来上がるのです。



多くの知識からイメージが出来るまでの道のりは非常に長い場合もあります。



時間を短縮したい場合はコーチなどその道のエキスパートに頼めばよいでしょう。



時間はあるから自力でやりたいという人はメルマガで案内しているので参考にしてください。



コツはコンフォートゾーンの外に出る行動(新しい行動)を繰り返すことです。



同じようなことの繰り返しは無意味だと思うかもしれませんが、



全く同じことは起こりません。



必ず変化してきます。



天職に就けば不安がなくなるわけではありません。



不安を気にする必要がなくなるのです。




 

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