新築マンション現役営業マン武魂(たけごん)の「モデルルームの本当の話」 -8ページ目

新築マンション現役営業マン武魂(たけごん)の「モデルルームの本当の話」

マンションは一生に1度か2度の最も高い買い物。自分にぴったりの部屋を見つけたい!そんな思いを叶えてもらう為、「モデルルーム」の実際をお聞かせします。

ここ何回かは、アウトレットマンションを多少グレーな方法で購入した方で、残念な顛末となった例の一つをご紹介しましたが、アウトレットの業者さんの全てがこんな売り方をしている訳ではありません。

殆どの販売会社さんは、きちんと法律を守って、コンプライアンスにも厳格に対応しています。

ちょっとでも何か事故が(個人情報関係とか・・・)あると、業者免許の所管官庁に会社の偉い人が謝りに行かないといけないのです。


本当にグレーな方法まで使って(厳密には違法行為ですが。)購入させる業者は、極々一部です。


数年前にCホームという会社が、ホームレスの方を使ってマンションを購入したように装い、メガバンクから数億円をだまし取ったとして検挙された事件がありました。

武魂の居たアウトレットの会社は、その兄弟会社でした。


ですので、改めて「殆どの業者はちゃんとしています」と、マンション業界に居る者として、マンション業界の名誉の為、声を大にして申し上げておきます!!!


そして、武魂としては、グレーな方法も時として「必要悪」であるケースもあると考えますが、よくよく人柄は見極めてからでないと、使ってはいけない手段だとも思っています。

安易に売り上げUPの為にと使ってはいけない方法です。



さあて、やっとタイトルの話に入ります。


カードの利用やオートローンの利用が、マンションを購入するのにネックになる場合があることは、ここまで読んでいただいた方には解っていただけたとおもいます。

「そんなの知ってたよ、常識!」とお叱りのこえが聞こえてきそうですが。あせる

でも、現場で接客していると、そんな知識も全く無いままに、モデルルーム来てしまうお客様がまだまだ沢山いらっしゃるのも現実です。


意外なところでネックとなるのは、携帯やスマホが引っかかったりする場合が最近はあります。

本体価格を、毎月の通話料金に上乗せして支払っている場合です。

この場合はあくまで分割払い扱いになりますので、個人情報としてはカードのリボルビング払いと同様の扱いとなります。

月々の支払いは数千円分としても、住宅ローンに換算すると数百万の減額対象となる場合があります。

どうゆう計算をするかは、後日その機会に書きます。パー


また、グレーな方法を使ってもどうにもならないケースもあります。

いわゆる「ブラックリスト」ドクロに載っている方は、何ともなりません。

過去に、延滞を長くした方や債務整理、自己破産をした方です。

延滞の方は2年掛て対策すると、ローンが組める可能性があるのですが、債務整理の方はその時から7年超、自己破産の方はその時から10年超は無理ですね。

(実際は、「ブラックリスト」なるリストは存在しません。カード等の利用状況・支払い状況等を登録する、個人信用情報をチェックして、金融機関がその都度判断しているのが実際のところです。)

どうゆう対策があるのかは、後日その機会に書きますパー


色々手を尽くしてローンのスキームを組み立てて提案して、お客様にも喜んでいただけたのですが、ローン審査をしてみたら否決されたなんてケースですね。

過去に金融事故を起こしているのですが、そこまで重要なことと認識していない方が多いのです。

自己破産の方は意図的に隠している場合が多いのですが、延滞してた方は忘れている場合が多いですね。

お客様としては、新築マンションを殆ど自己資金なしで買えて、生活も楽になってと夢を描いているのに、残念ですが・・・と告げなくてはなりません。

まるで末期癌の宣告をするに等しい感じです。


武魂は、3回目の前で泣かれました。大の大人にですよ。

皆様も個人信用情報はくれぐれもお気を付けて注意


また、他の原因で泣かれたこともあるのですが、それはあすにでも。

それでは、今日のところはこれにて。


夏空に誘われて、ゴルフが趣味の武魂は、午後に打ちっぱなしに行ってこようと思ってますゴルフ





半分は仕事としてでしたが、「お子さん達の為に何とか出来るなら」とも気持もあって、お説教までして(普通に何の心配もなく買っていただけた方が良いに決まっています。)家を持たせる出来たのですが。


結局どうなったかというと、皆様の思っている通りです。


「のど元過ぎれば・・・」とは良く言ったもので、人の性分はちょっとやそっとでは変わらないようで、二度とやらないと誓ったパチンコをやってしまい、またもカードローンに手を出してしまってました。


そうなるともうダメですね。


マンションを購入したことで、個人の信用はUPしてますから、色々なところから借りやすくなってます。消費者金融だけでなく、不動産担保ローンまで組めるのですから。

やっぱり雪だるま式に借り入れが膨らみ破綻して、何とか持つことができたマンションも手放すことになります。


実際ある日他のお客様で買い替えの案件があって、中古マンションの情報を検索していたら、見覚えのある間取り図が目に止まりました。最初は「どこかで見たな、何だっけ?」と、直ぐには思い出せなかったのですが、どうしても気になって記憶を手繰ってみました。


「アッ!!」と思いだした時は、本当にガッカリでした。本当に虚しかったですね。

まず、お子さん達の顔が浮かびました。

現地モデルに来ている時の、あの嬉しそうにはしゃぐ姿です。


アフターサービスの体裁で直ぐにお電話してみましたが、固定電話は使われていませんでした。

幸い?奥様の携帯が通じたので話を聞く事ができましたが、結果は最悪でした。

すでに離婚していて、奥様でも元のご主人の所在が解らない状態でした。

ご主人は、色々な金融機関から逃げ回っていることは、想像に難くないですね。


「自己破産を3年引き延ばしただけの事」だったとの虚無感が残りました。

まあ、奥様からは「万が一もう一度マンション購入を考える時があったら、必ず相談しますね。」と言っていただいたので、少しは心が軽くなったのですが。


このケースでは、人の弱い部分を見せつけられて、今でも何とも言えない思いがあります。


また、他にも色々とありました。目の前で思い切り泣かれたりとか。

それは、明日にでも。


それでは今日のところはこれにて。


(今週は現場の都合で3連休なのです。明日・明後日も更新できると思いますので、良かったらチェックして下さい。)






昨日の続きです、


人助けになったなんて、大仰な上から目線なことは言いませんが、「アウトレットマンション」を売っていた時は、このマンションを買わなかったら自己破産へまっしぐらだろうなと思えるお客様が多々いました。


良く覚えている事例をひとつ。


ご夫婦で現地モデルに来て一通りお部屋を案内したら、すごく気に入ってもうノリノリでした。

モデルでは夫婦で「TVに場所はここだよ」「うちの食器棚は入らないな」とか、大盛り上がりでした。

奥様から「どうしたら買えますか」との一言があり、そこで、具体的な商談に移る訳ですが、ここでヒアリングをして、購入する為のスキームを組み立てます。


ご主人の年収が500万円を欠ける位で、奥様はパート収入で年収としては100万円位。子供は小学生低学年と保育園の二人。賃貸マンション住まいで、家賃は月々11万円位。オートローンは月々2万円位。貯金は50万円位で親からの購入資金援助は望めない。ただ、奥様にカードの利用がリボ払いであり、月々1万3千円位でした。まあけっして楽な家計ではないですが、それほど苦しくもない感じですね。


リボ払いは借り入れ扱いになり、奥様の収入を合算すると逆に審査上不利になるので、値引き枠の前渡しで返済して、カードの解約条件を付けること。オートローンも同様の処理でご主人と奥様の合算ローンの組み立てができそうでした。


購入する部屋の支払いは、管理費・修繕費込で12万円少々でしたので、諸費用サービスを加えてという提案をさせていただくと、奥様は大喜びですぐに話を進めて下さいとなりました。それはそうです。新築マンションに引っ越せて、部屋も広くなり、キッチンや水回り設備も最新のものになって、さらに家計が2万円助かるのですから。


ところが・・・・ご主人が何かハッキリしない態度で、話を進めたがらないのです。


こんな時は、経験上でピンときます。ご主人に隠し事が大体あります。

そこで、奥様にトイレ休憩をお勧めし、ご主人を一人にして聞き出したところ、パチンコでカードローンが3社ありました。しかも3社を自転車操業で回していたため、今は何とかなる額でしたが早晩どうにもならなくなることは目に見えていました。

またこの時点ではそうなるであろうことを解っていませんでした。奥様のリボ払いの件が住宅ローンに影響するなら、自身のカードのことは審査を掛けたらすぐにばれてしまうと知って、ビックリして渋っていたのでした。


その日は、奥様に対しては「ご夫婦で1週間じっくり相談してみて」と上手くごまかして、ご主人だけに翌日の仕事帰りに来てもらうことにしました。(もちろん奥様には内緒です)

翌日は当然に、ご主人の3社も何とかなるからと提案するのですが、同時にお説教して、パチンコは止めて、二度とカードも作らないと誓わせます。


お説教は、武魂の人柄が良いからではありません。(人柄が悪い訳ではありません。本当によく人が良いと言われますので。念のため。)

小さな会社だと、購入者がすぐにローン破綻すると、以降ローンを組んだ銀行に対して会社としての信用を失い、他のお客様のローンを組み辛くなるからです。


結局、ご主人も大喜びで納得し、さらに次回に来場する時は、武魂の目の前で自ら奥様にちゃんと打ち明けて、購入後はしっかりとやって行くと誓う、と約束してくれました。

1週間後は大変でした。ご主人から本当のことを聞いて、奥様は武魂が居ることも忘れて激怒です。女性はそうなると何も耳に入りませんね。(女性の方すみません。個人的経験からですので、お許し下さい。)

30分位ご主人と一緒に怒られまくり、(武魂には理不尽ですが、仕事なので。)怒りが引いてから「ご主人も辛かったのですがら・・・」と取り成して、最後はご夫婦とも涙・涙でしたが。


そして後日、ローンも無事通り、契約、引っ越しとなりました。

契約の時は、武魂は本当に神様扱いでした。自己破産してたかもしれないところを、逆により良い暮らしとなったのですから。

そして3年は、幸せそうな一家の写真付きの年賀状が毎年届きました。



と、ここまではドラマのような、本当にあった良い話だったのですが。



またも、長くなったので続きとします。

それでは今日のところはこれにて。