杉本です。
「やっぱり」シリーズ第4話
前回はこちらから
第3話
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やっぱり
やっぱり
やっぱり
やっぱり
どうしてもあの顔とこの言葉が頭から離れない
1週間がたとうしているが、
俺は「やっぱり」の呪縛にどっぷりハマっていた
週末の金曜日。
俺は繁華街を通り抜け、必然とあの占い師のいる店に向かっていた。
街は週末の活気で賑わい、
多くのサラリーマンやOLが足を崩し
華金を楽しんでいた。
店の前のたどり着き、
ふと荒々しい息を整えて
・・・。
俺は店のドアを開けた
張り裂けそうな心臓の鼓動が聞こえる
店の奥へと進んだ。
すると
あの占い師があの席についていた・・・。
表情は先週のまま。
相変わらず微動だにしない
でも俺は客だ。
そうだ俺は客なんだ・・・。
・・・。
いらっしゃいませ。
・・・だろ?
気まずい空気は自分だけなのか?
なぜ驚かない
なぜ表情を変えない
俺は占い師が喋り出すのを待っていた
この間15秒のやりとりが3分くらいに思えた
前回と一緒だ
そして占い師がやっと口を開いた
や
っ
ぱ
り
「やっぱり」 完
4話シリーズお付き合いいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか
主人公は言葉ひとつでもう一度あのお店に行ってしまいました。
さて、あなただったらどんな行動をとりますか?
ひとつの言葉で救われたこと、打ちのめされたこと
両方ご経験があるのではないでしょうか?
言葉は時に人を救い、時に人を傷つけます。
人はその言葉を理解して、新たな感情が次々と生まれます。
喜怒哀楽。
人生その繰り返し。
人間が与えられたもの。
今日も大事にしていきたいと思います。
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