カッパドキアからイスタンブールに戻ってきたよ。


3泊2日の強行軍(内2泊は夜行バス)。


日曜の夜行バスでイスタンブールを出発し、月曜早朝にカッパドキアに到着。


その後、1日かけて灼熱の陽射しの下渇いた大地が広がるカッパドキア北部を周る。こんな厳しい気候の中何千年も間、様々な民族の人達が自然を利用し独特の住居をつくり暮らしてきたのだ。




翌日火曜日は、朝3時起床、4時にエージェントのワゴン車が迎えに来て、気球フライトへ。風等の関係で早朝しか飛ばせないようだ。


気球フライトは雨風等の天候によりしょっちゅう欠航になるらしく、先週まで2週間は飛ばなかくて、3日間延泊したけど結局飛ばずにがっかりして帰っていったお客さんもいたよ。ラッキーだね」と言われた。


夜明け前の寒さの中(荒野は昼夜の寒暖差が激しい)、出発。


気球で遥か上空からカッパドキアドキアの褐色と白の美しいマーブルの地層からなる広大な渓谷や他では見られない不思議な地形を見下ろし、その後高度を下げて様々な地形をすぐ眼下に味わいながら飛行する。

(情景に魅入られてていい写真が撮れず、ごめん)

そしてまた高度を上げて地平線の彼方まで見下ろしながら移動していく。周りにも100以上の色とりどりの気球が浮かんでいる光景は本当に幻想的でときめいた。


実はカッパドキアでの宿泊先や気球フライトの送迎で色々トラブルが起き、かな〜り頭に血が昇っていたのだけど、気球上からこれらの光景を眺めていたら、怒りが一気に浄化されてどうでもよくなってしまった🤣


宿に戻り朝食後、その日はカッパドキアの南部を1日かけて回った。今も発祥は謎に包まれている地下都市や古代から重要な水源で陶磁器の原料となる赤土が採れるレッドリバー(赤い河)、広大な渓谷等を訪れた。


カッパドキアの大地から受けた感慨は大きすぎて、まだ言葉にならない。


夏は灼熱の陽射し、冬には雪が降り氷点下マイナス20度の厳しい気候、それでも紀元前の遥か昔からこの不思議で奇怪な地形に独特の洞窟要塞や居住区を築き上げ、暮らしつづけてきた人々。


古代ヒッタイト王国が栄え、ローマ帝国から迫害されたキリスト教達が隠れ住み、キリスト教が国教化され東ローマ帝国になった後はキリスト教とイスラム教の攻防が繰り返される地となり、戦後はギリシャとトルコの協定によりギリシャ系の人達の出国等、居住者が変わり続けて今日に至る。そんな2500年以上の歴史に思いを馳せた。

2日間とも北と南の地区を終日周行した後は、拠点にしていたギョレメ村でカッパドキアの地形を見渡せるバーレストランへ。

ビール片手にアートギャラリープロデュースの戦略の練り上げと作品販売のマーケティングシステムの自動化を進める。


眺望がよくて快適なバーレストランいくつか回ったけど、一番のお気に入りは「Top View Restaurant」。2日とも朝昼の食事が多すぎたので、夕食抜きでトルコビールのみ(つまり、料理の味は責任もてないので、あしからず😅)


2日目の夜、カッパドキアに別れを告げ、夜行バスでイスタンブールへ向かう


、、はずが、またしてもアクシデントが!


夜行バスが時間を過ぎても来ない。トルコの長距離バスは大幅な遅れはないと聞いていたのに😭

1時間近く遅れてようやく来たと思ったら、そのバスが違う目的地行きとのこと。焦ってバスの運転手さんや周りの人達に質問しまくるが、英語の話せる人がいなくてどうなっているかわからない。


どうなってるのー😱


めげずにそこら辺にいた人達に手当たり次第聞き回った結果、どうやらギョレメ/イスタンブール間のバスが急遽欠便になったらしく(たぶん乗客数が少な過ぎて…)、別の街行きのバスに途中まで乗って、そこからイスタンブール行きに乗り替えるようにとのこと。私が購入していた正規チケットは直行便用のなんだけどー😂


いやー、これ、

私はまだ旅慣れてるから言葉がわからなくてもどうにかなったけど、バックパッカー経験してない人とかだと絶対わからないよ〜


だけど、

不思議と怒る気がしなかったんだよね。


カッパドキアで起きた複数のトラブルも思い返して、


「ああ、若い頃はこういうアクシデントをアドベンチャーとして楽しめていたのに、20年経ったらいつの間にか自分の想定外のことが許せなくなってしまっていたんだなぁ」


としみじみと思った。


そして、焦りやイライラのさらに奥から、次第にワクッとする気持ちが湧き上がってきて、


「今回のノマドライフで本当に得たかったのは、インスピレーションよりも、この柔軟にチャレンジする心だったのかもしれない」


という気がして嬉しくなった。



そして名前を聞いたこともない街で無事乗り換えを果たし、3日間ほぼ寝てないまま翌朝イスタンブールに帰還なり。夜行バスは席が狭くてリクライニングもほぼないのでとても眠れる環境ではないし、ギョレメでも一泊は気球フライトで3時起きだったからね。


濃くてあっという間のカッパドキア滞在だった。



最後に話は変わるが、

カッパドキアには、中国人、韓国人の若者達のグループ旅行者達が多くて驚いた。


さらに多いのはインド人旅行者。

一緒に回ったインド人カップル達はグローバルIT企業のデータサイエンティストやPM等、まだ20代なのに123時間のみの就労で日本人の大企業社員より遥かにいい給与をもらっているらしい。欧米ではなくインド本国で仕事していてだよ。インド人だけでなく、中国人も韓国人も皆んな若いのにいいホテルに宿泊し贅沢な食事をしていたよ。20年前私が世界をバックパッカーしていた頃から隔世の感がある。

時代は変わった、、というか、日本の将来が本当に心配になってきたぞ。


ちなみに、

カッパドキアドキアでツアーエージェンシーやガイドに日本人であることを伝えると、口を揃えて「あなたはこの数年で初めて見た日本人だよ」と言われたよ。


そういえば、

イスタンブールでも「韓国人? 中国人?」「え、日本人なの?  最近日本人全然見ないけどどうしたの?」みたいなやり取りが何度もあったなぁ


「いや、コロナだから旅行してないだけでしょ」と思っていたが、他の国の人達は日本人のようにパタリと消えてしまうようなことはなかったようだ。


このことについては思うことが色々あるけど、ちょっと長くなってしまったまた別で書くことにするよ。


続きます!