昨日のつづき。



海外を訪れると、日本国内では見えないことが色々見えてくる。


世界は大きく変化している。

聞き飽きた言葉かもしれないが、日本を出てリアルに感じるのではインパクトがまったく違う。



昨日書いた通り、

カッパドキアでは一般的な日本人には高額で利用しにくいクラスのホテルやレストランに、他のアジア諸国の若者達がたむろしていた。


また、

コロナ前に世界あちこちにいた喧しい中高年の中国人団体ツアー客と違って、中国人の若者達は礼儀正しく友好的で、現地の人達からも好感を持たれていた。なんか今までのイメージを壊されたよ。



一方、トルコについては

この1年で通貨価値が一気に下落し、インフレで物価が倍になったと聞いていたけど、現地に来てみると悲壮感等はなく、皆んな落ち着いて暮らしている。


確かにシャッターが降りたままになっていたり抜け空になったレストランはあちこちにあるし、カッパドキアではレストランだけでなくかなりのホテルが廃業していた。


それでも、無理に何かを売りつけてくるような人達はいないし(声はかけられるが、断ればしつこくはされない)、リーズナブルで人気のホテルやレストランは平日でも満室だったり満席だったりする。そこまでお客が入っていなくても、細々と、だけど手堅く営業を続けているところも多い。



あと、イスタンブールに来て驚いたのは、とにかく親切な人が多いこと。毎日あちこちでその優しさに触れ、感動する。50ヵ国近く訪れて、こんなことは初めてだ。


今回イスタンブール編②で書いた事件を覚えているだろうか?


初日にイスタンブール空港から市内行きのバスで隣りの席に座っていたおじさんが、市内に到着した後わざわざ私の滞在予定のホテルまで電車を乗り継いで送ってくれようとした話だ。あの時は慄き、何か下心があるんじゃないかと疑ったのだけど、、


その後あちこちで道を尋ねた人達がわざわざ反対方向の目的地まで送ってくれて、気を利かせてその他に必要な情報まで説明してくれて、にこやかに礼儀正しく去っていくのを何度も体験し、本当に親切なのだと実感したよ。しかも、困っているとこちらから聞かなくても「大丈夫? 助けますよ」と声をかけてもらうことが多い。


そんなこんなで、

イスタンブールは、人々が成熟していて落ち着いた街という印象を持ったよ。

さすが数千年に渡っていくつもの帝国や王国の首都だったことはある。多様な人達が行き交い、礼儀正しく、助け合うことが身についているのだ。


カッパドキアでは

「イスラム教とキリスト教の戦争の歴史が長く、お互いに表面上は礼儀正しくにこやかでも心の中は警戒して、相手の本心から身を守るためにトルコで有名な青い目の御守りがある」ってガイドさんが言ってたけどね。確かにイスタンブールより保守的な感じはしたかな。



とにかく

実際に訪れないと、その地の雰囲気はわからないものだ。


アジア諸国の台頭や日本の弱体化を突きつけられたり、歴史の重みやニュースで聞くことと実際に訪れることの差など、思考だけでなく五感から入ってくる情報は質量がまったく異なるからね。


今の日本の若者達は、もう私が若い頃のように世界中を安価にバックパッカーして回るということは難しくなっているんだなぁ

また、私達の時代より海外に出ていこうという若者は減っていると聞いている。


このまま日本が内側に閉じて衰退し、いつか経済的に耐えられなくなった時に外圧で一気にこじ開けられる前に、自ら世界を知って日本から世界に価値あるものを提供していけるようになりたい。


プロデュースしているアートギャラリーをグローバル展開を検討しようと決意したよ。



ちょっと真面目な考察でした😊